人間関係の悩みを解決、自分自身を知ることのお手伝いをしている占い師でカウンセラーの藤原です。
世の奥様の旦那さんに対する不満のなかで、今回のタイトルの「手料理を褒めてくれない」ってのはよく聞きますよね。
ネットなんかをみていても、これを訴えたり愚痴を言っている女性の投稿をよくみかけますし、それに対しての「感謝がない」とか「料理をしないからだ」とかって意見もあります。
確かに作ってくれたことへの感謝とかリスペクトがなく「当たり前」と思っている人もいるんだと思います。
ただ、これこのブログのテーマである「持って生まれた素質の違い」から起こっている事がとっても多いことなんですよ。
実はこれと同じ理由で起こっている素質の違いからくる事で、女性が付き合っている男性とかに「私のこと好き?」って言う質問があります。
これに答えない男性や「・・・うん・・好きだよ・・」と間が空いたり、歯切れの悪い返事だったりで女性が不機嫌になるってよくありません?
これ男性はその女性の事を好きでないのでしょうか?
もちろん、体が目当てとかで本当はそうではないから一瞬、答えが出てこないって人もあるとは思うのですが、これも「手料理を褒めない」と同じ理由で素質の違いから起こることなんです。
まず、前提としてこのブログでよくお話しますが、素質のタイプとしてフィックスとフレックスというのがあります。この素質は「生年月日」で決まるのですが、この2つのタイプの性質に関してだけは「性別」が強く影響するんです。
組み合わせの関係とかいろいろあるのですが書くと長くなるで割愛しますが、だいたい男性の80%ぐらいが「フィックス傾向」で女性の80%ぐらいが「フレックス傾向」になります。
なので、男性がフィックスで女性がフレックスなことが多いってことになります。
このブログも基本的には男性がフィックスで女性がフレックスって設定で書いている事が多いんですね。
この違いを理解していると異性との付き合える幅が大幅に広がります。
お付き合いをしている相手と本当に合わない事などが有って続かないのは仕方がないとは思いますが、この「持って生まれた素質」が違うことによっての「誤解」で別れるたり喧嘩になるのはもったいないわけですよ。
では、なぜ旦那さん=フィックスが奥さん=フレックスの手料理を褒めないかと言うとですね。
男性に多いフィックスの素質の人は「事実」が重要なんです。
女性に多いフレックスの素質の人は「感情」が重要なんです。
実は旦那さん=フィックスの人は褒めていないわけではなくて「論点」が違うだけで言葉にするなら「褒めている」つもりなんです。
奥さんが手料理を作りました。
それを旦那さんが食べました。
旦那さんは特に感想も言わずにモクモクと食べて完食しました。
それを見た奥さんは「頑張って作ったのに『美味しい』の一言もないんだ・・・」
これはフィックスの人は「食べた」という事実が重要なんです。
そして「褒める」という言葉はいくらでも嘘がつけるので「事実」とは限りません。
すると、いくらでも嘘の付ける「言葉」と言う不確かなものよりも「食べている」って事実の方が重要だとフィックスの人は無意識に感じるんです。
これと同じ理由が、「私のこと好き?」と聞かれたときです。
たいがい、こんな質問をされる状況ってデートとかで会っていてしかも、二人っきりになっている状況ですよね。
するとフィックスの人からしたら、「え?いまこうやって一緒にいるって事実が好きってことじゃないの?」って思うから一瞬なにを答えたれいいのかわからないんですよ。
しかも、先程も書いたようにいくらでも嘘がつける「言葉」で表現するのは、凄く不誠実に感じてしまうんですね。
これ20%程いる男性だけどフレックス傾向の人だと、「うま~」とか「凄い美味しい」とか言いながら食べるし、一瞬の間も開けずに「もちろん好きだよ」と答えます。
それは、フレックスなので事実よりも感情の方が優先だから・・・・なんですが、その「感情」ってなんでしょう?
確かに本当に「美味しい」と感じての「うまい」だったり、本当に好きだって感情からの「好き」だってこともありますが、「嫌われたくない」「相手が喜ぶことを言いたい」って感情からの言葉なことも多いんです。
そしてフレックスの人は相手の気持ちを察するのがとても上手いので、「美味しいって言って欲しいだろう」「好きって答えて欲しいだろう」って察してそれを言葉にしています。
これ言い換えれば「本当に美味しいと思っている」「本当に好きだと思っている」かは関係ないってことなんですよ。
そして、こういう男性のほうが確実にモテます。
ちなみに、こういう事を素質だったり経験則でやっているのが「ホスト」と呼ばれる職業の人達です。
有名なローランドさんは非常にフレックスの強い組み合わせの素質だったりします。
でも、これが上手いタイプの素質の男性はモラハラと浮気性の人がもっとも多い素質のタイプでもあるんです。
では、この話の「正解」ってなんなんでしょうね?
よくこう言った話だと、「女性は共感してほしいのだからそこをわかってあげないと」って言うことになります。
確かに理解することは重要です。
ただ、思うんですけどね。
このブログでもよく書きますが、あるカウンセラーの人が「女性と喧嘩になったらどちらが悪かろうとな何が悪かろうと、男性が先に『ごめん』と言えば喧嘩は収まる」って言っていたんですね。
他にも精神科医の人が奥さんと喧嘩にならない方法を何十年もかけて見つけたのが、「誰が悪くても先に自分が『謝る』事が穏便に済ます方法」と言っています。
そして先に書いたカウンセラーの人に「でも、自分が悪くないのに謝るのは嫌ではないですか?」と質問するとこう答えられました。
「その『ごめん』は謝罪じゃなくて『呪文』だよ」
これ確かに先にできたら間違いなく喧嘩は収まります。
でも、どう思います?
「穏便に」
「呪文」
これどちらも「謝ってない」ですよね。
「奥さんが悪い」「別の何かが悪い」って時だけではなく「自分が悪い」って時も、本当に悪いと思っていようがいまいが「ごめん」という呪文を唱えれば喧嘩は穏便に収まるわけです。
要は「女性はちょろい」と思われているということにもなるんですよ。
確かに女性に多いフレックスの人が重要なのは「共感」で、それを言葉にしてほしいと思うのを理解して本当に「美味しい」と感じているから黙々と食べているな、一言でいいので「美味しいね」と言ってあげれるのはすごく重要です。
でもね。
あえて言わせてもらうと、それって男性に多いフィックスが女性に多いフレックスの「合わせている」ってことですよね。
人間関係のトラブルってほとんどが「素質の違い」が原因です。
それを無くすためには、相手の素質を理解してそれに合わせた行動や言動をすることで大幅にトラブルは減らせます。
そして、多くの人間関係の悩みって両者が一緒に相談に来ることってあり得ないので、片方に「素質の違い」を教えてその対処法などもお話します。
これは片方が相手の素質を知って合わせたり対処したりしている状態です。
多くの場合はこうするしか方法がありません。
ただ、どうなんでしょうね?
「旦那が手料理を褒めてくれない」と悩んだり、悲しんだり、怒ったりしている「奥さん」は、「だんなが一方的に合わせれば」それで満足なんですか?
それで満足しちゃってると、「ごめんは呪文だから」ってある意味では「下に見ている」って言動に満足してしまうんじゃないですかね?
パーソナル心理学での違いは「どちらが正しい」は無いんですよ。
「正しい」「間違い」ではなくて「違い」です。
なら、「手料理」に対して「共感を言葉にする」も正しいのですが、「食べている」って事実の方が重要ってのも「正しい」事になります。
これ、よくフレックスの人が勘違いしているんですが、フィックスの人(男性も女性も)は理由とか説明なしにいきなり「ごめん」って言われるのって、どちらかと言うと腹が立つんですよ。
同じ理由で、食べ始めていきなり「うま~」とか「美味しい」って連呼されるより、きちんと全部食べてくれる方が嬉しいのですよ。
男性に多いフィックスは、女性に多いフレックスに対しては「共感を言葉にする」って事を気をつけて、女性に多いフレックスは男性にお多いフィックスが「黙って全て食べてたって事実が褒めている」って理解するののが必要な事では無いのかなっいて思いますよ。
それではこれで終わります。
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