職場のパワハラで悩んでいる人に読んでほしいお話:Part1

職場での人間関係

人間関係の悩みを解決、自分自身を知ることのお手伝いをしている占い師でカウンセラーの藤原です。

人間関係のお悩みの中で職場に関する悩みの相談は多くあります。

その中でも「パワハラ」に関することはとても多いです。今回は今まで相談を受けてきた内容でよくあったものから、パーソナル心理学を中心に解説し解決方法をお話していこうと思います。

実際これは相談の中でも多いんですが、面白いのは「パワハラを受けている側」の相談がもちろんほとんどなんですが、「パワハラをしている側」からの相談もあるんですよ。

「相談するぐらいならやめればよいのでは?」と思われるでしょうが、そうなんですが往々にして相談に来るパワハラをしている側の人ってしている意識がないんですよ。

最近でも、経営者の人が相談に来られたんですが身内に指摘されて、従業員全員にアンケートを取ったらほぼ全員に「パワハラされた事がある」と書かれていてかなりショックを受けていました。

そんな上司からのパワハラですが、「持って生まれた素質」から見たときに大まかに3パターンあるんです。
この記事では一番多い1パターンを書いています。
残りの2つはこちらで読めます。
https://getterlabo.com/2024/10/15/post-1355/

フレックスが強いタイプ

一番多くて厄介なのが、フレックスが強いタイプの上司なんです。

なぜそうなるかと言うと理屈が通じなかったらり会話がズレたり、言った言わないみたいな事にもよくなりますし感情によって対応が変わります。

しかも、このタイプの人は察するとか空気を読むのはとても上手くて、「いい人」「できる人」に見られるのが非常にうまいんです。いい人に見られたいならパワハラなんてしないと思われるかもしれませんが、このタイプがいい人に見られたい理由は「世間の評価」や「世間からのイメージ」なんです。

会社という組織の中で「イメージ」や取引先などからのイメージが重要なですが、その評価をするのに極端に言うと平社員と重役では「重役からそう見られたほうが有利」ですよね。

もちろん両方からがベストなんですが、それってなかなか難易度も高いですし何よりこのタイプは「自分だけが得したい」って人が非常に多いんですよ。

部下を助けたり部下の失敗の責任を取ったりってのは「目先の得」がないわけです。

これもフレックスの強い人の特徴で、「損して得を取れ」ができません。

ですが、「いい人に見せる」「できる人に見せる」という能力と「誰にそうしたら効果的か」というのを見抜く能力も非常に長けていますから出世しやすいんです。

この「いい人に見せる」というお話は過去に詳しく書いていますのでこちらの記事を参考にされるとよくわかると思います。
https://getterlabo.com/2024/04/07/post-1052/

そして、最初の方にも書きましたが「理屈」が通じません。
ただ、このタイプの男性は一見すると理屈っぽい人がいますが、それは自分の中のイメージや感情に理屈をつけるのが上手いんです。

でも、何処まで行ってもイメージとか感情なんでそれが変化すれば答えも変わります。

なので、話がコロコロと変わったりもします。

そして、理屈が通じないもう一つの理由にこのイメージ能力の高さが「自分がイメージしたことを絶対」と思う傾向があるからです。

良くする例え話ですが。

このタイプのAさんが友人の食事に行きました。

食事先のレストランはお洒落で食べ物も美味しく店員さんも好感が持て、それでいて金額も手頃という非常に「よいお店」でした。

ところが、Aさんが友人と行った時にたまたま隣の席にいた家族連れがとてもマナーの悪い人たちでした。店員さんには横柄だし大声で騒ぐし子供が走り回っても注意もしない、それをお店に注意されると逆ギレして暴れる・・・Aさん達に不快な思いをさせれれました。

それから、1ヶ月ほど経ってAさんは家族と食事に行くことになり、奥さんが先程のAさんが行ったレストランに行きたいと言うのです。

するとAさんは「あのレストランはやめたほうがいいから他に行こう」と言い出しました。

でも、奥さんはママ友からレストランが非常によいお店だと聞いていたので、「え?どうしてダメなの?」とAさんに聞くと・・・

Aさん「あそこは。客の質が低いから騒がしいし料理も値段のわりにたいしたことないから」と言い出しました。

はい。これってどう思います?

「理屈」で考えたら、問題が有ったのはたまたま隣にいた客であってレストランではありません。
言葉で言うのなら「運が悪かった」ってことになります。

しかし、自分のイメージが絶対になるこのタイプは理屈ではなく「不快な思いをした」が絶対で、そこは変えれないんです。Aさんの説明の「客の質が」と言うのもその「一組」を言ってるのであって「全員」ではないんですが、あたかも「全員」のように話しています。

そして料理に関しては全く無関係なはずですが、「不快な」というイメージが絶対なので「事実」すらも不快のイメージに合わせて話すんです。

なので、「それはたまたまの隣の客の問題で、レストランの問題ではないのでは?それを言ったら何処のレストランでも隣に変な客が来る可能性はあるんだからダメな理由にはならないでしょ?それならレストラン側に問題のないところを選ぶべきでは?」などと正しい理屈を言っても一切通用しません。

これ例えば部下からの報告などもこれで聞くので、話の最初やその前からイメージで自分がイメージを作るとどんなに「そうじゃない」って話をしても通じなくなります。

更に厄介なのは、仮に部下からの報告の前に持っていたイメージが正しかった時にでも、部下からの報告を「違う」と感じてしまうと答えは同じはずなのに「部下の間違え」としか感じないんです。

誰にでも「勘違い」とか「思い違い」ってあるので、部下からの報告を勘違いして聞いている事ってあり得るしそれ自体は仕方がないんですよ。でも、このタイプはその「違い」をどんなに聞いても修正できないんです。自分の作った「イメージ」や「感情」を理屈で壊せないんですね。

ちなみに、部下からの報告と自分のイメージが合っているのに、報告が違うと思い込んでしまっている場合は、このタイプの上司は最初はいろいろ「違う」という事を言ってきます。
すると報告している部下は、「同じこと」を言っているはずなのに「違う」と言われて困るんです。それでも説明しているとだんだんと同じことだと上司の方が気がつき始めて、最後は同じことを言い始めるんですが、この時にこの上司は自分が部下の報告が自分の考えと合っているのに「聞き間違えていた」ではなく、部下が自分の話に合わせて話を変えてきたと感じているんです。

そして、仮にその聞き間違いだと気がついたとしても、その前に「部下が間違えている」と一度、イメージしていますからそれは上司の中では「部下の間違い」で1カウントされているんです。

読んでもらったらわかるように、上司の勝手なイメージで部下ができない事になってしまっています。その事で評価を下げられたり時には怒られたりする事になるんです。

それと「言った、言わない」ということが非常に起こります。

とくに仕事ですし上司ですから、「指示」を出す立場なわけなんですがこのタイプの人の特徴で頭の中で思ったこと(イメージしたこと)はもう言った(言葉として)つもりでいる事が多いんです。

例えば、会社で必要な備品が不足していたとしましょう。
その備品の在庫数とかを部下のAさんに確認するように指示しました。

そして、Aさんが在庫数を確認して上司に報告しました。それを聞いた上司は「〇〇個しかないんだな、そうか△△個は在庫しておきたところだが・・・どうするかな・・・」と言いました。

そしてAさんはその不足している備品をいつでも注文できるように準備をして待っていました。

少し経って上司が「Aくん、いつになったら足らない備品を注文するんだ?」と言いました。

Aさんは指示を受けた記憶がないので「え?注文ですか・・」と困っていると、上司は「〇〇個では足らないから注文しておけと言っただろ。今、手が離せない要件があるのならそれを報告しないとだめではないか」と注意をされたんですね。

Aさん「注文の指示はされてませんが・・・」

上司「△△個だって数も言ったぞ、聞いてなかったのか?」

Aさん「はい、△△個は聞きましたが、『どうするかな』とおっしゃったので注文の準備をして待っていましたが・・」

上司「△△個って伝えた時に注文しておくように言っただろう」

Aさん「個数は言われましたが、注文の指示までは・・・」

上司「わかった、わかった。早く注文しろ」

Aさん「それでは、△△個で注文いたします」

上司「△△個では、足らないかもしれないな。▢▢個を注文しておけ」

Aさん「はい。わかりました(注文する個数も決まってないじゃん。『注文しろ』なんて最初は言ってないだろう)」

これ、「注文しておけ」は自分頭の中で思っていたことであって言葉では話していないですよね。そもそも最終的には注文の個数すら決まってないんですよね。だから最初の指示の時に「どうするかな」で止まっています。

そしてこの会話って「手が離せない」と言うのを決めつけています。

これもこのタイプの特徴で自分のイメージしたことを絶対にして話を展開してしまうんです。

なので、この会話の続きは「ところで、今の要件はいつになったら終わる?注文はいつになる?」と言ってきます。

Aさんは「すぐにでもできますよ」

上司「は?さっき手が離せないと言っていたじゃないか!」

Aさん「いえ、手が離せないとは言ってないんですが・・・」

上司「じゃあ、なぜすぐに注文しないんだ!!」

Aさん「いや、それは・・・(お前のせいだろうが!」

もうほとんど嫌がらせですよね。
でも、これって上司が「注文しろ」と言ってないとか「手が離せない」とはAさんは言ってなというのは録音でもしてない限りは証明のしようがありません。

ちなみに、仮に録音があっても「そんなのいちいち言わなくてもわかるだろう」とか、「手が離せない」は言ってないことがわかると「録音なんてするってことは最初から信用してないんだろう」とかって言い出してくるんで話になりません。

そうそう、これ上司に何か報告とか説明をしないといけない場合も、話の途中で自分のイメージで勝手の決めつけて全体を理解していないのに何か言い出したりします。

そうなると、そもそも話がわかってないことを説明しないといけなくなるんですが、さっきの会話と同じでイメージしたことは絶対なんでその説明すらも勝手に決めつけたことを前提に聞くんで話が伝わりません。仮に説明していってやっと伝わると今度は「それは最初からわかっていた」って前提に変わって話の論点を変えてきます。

「理屈が通じない」と書きましたが、それは頭の中が理屈ではなくて感情とかイメージが優先で動いているって事なんです。

なんでこんな事も起きます。

上司「Aくん、午前中のうちに◯◯と△△をやっておいてくれないか」

A「はい。わかりました」

Aさんは指示された仕事をしています。
ちなみにこの仕事はどんなに急いでも午前中いっぱいはかかる仕事でそれは上司も把握しています。

AM10:00
上司「Aくん、急で悪いんだが✕✕商事に打ち合わせに行ってきてくれないか、Bくんが急に行かれなくなってしまったんだ。終わるのは昼頃になるからそのまま昼食を取ってきても構わないから」

A「わかりました。それではXX商事に出かけてきます。」

PM1:15分
A「いま、帰りました。打ち合わせは予定通りで特に問題はありませんでした」
上司「そうか、わかった」

PM1:30分
上司「Aくん、ところで頼んでおいた◯◯と△△はまだかね」

A「え?まだですが・・・」

上司「は?いつまでかかるんだ。お前は作業が遅いな。早くしろ!」

A「いや、午前中はXX商事の打ち合わせに行くことになったんで・・・」

上司「言い訳はいいから早くしろ」

A「はい。(お前が午前中の予定を変更したんだろ!いつするんだよ!)」

「理屈」で考えたら午前中いっぱいかかる仕事の途中で打ち合わせに行かなければならなくなったのですから物理的にできませんよね。でも、このタイプの人は判断基準が「理屈」ではなくイメージですから、「午前中で終わる仕事を午前中に頼んだ」のだから終わるはずなんですよ。そこに自分が別のことを指示してもそこは変わらないんです。

仮に、自分が別のことを頼んだから作業が終わらなかったと言うのをわかったとしても、一度、「できていないかった」とイメージしたらそれは、「Aは午前中で終わるはずの仕事を終わらせられなかった人」ってイメージが残るんです。

これAさんは何も悪くないのに怒られたりマイナスな評価をされたりしているんですね。

もちろん、これってフレックスが強い人が全てするわけではないんですがこの傾向が強いんです。

これを読んでいて「これってモラハラ夫の特徴と同じでは」と思われた方がいるかもしれませんが、そうなんですよ。このブログで書いたことのある「モラハラ夫」の素質と今回のパワハラの3つのタイプは同じ素質です。

さらにいうと、このパワハラをするタイプの3つの素質はモラハラもですが、毒親も同じ素質のタイプなんですよ。

ただ、同じフレックスが強くてもモラハラにはほとんどいないけどパワハラには多いって素質のタイプが一ついます。これはこのタイプの男性って家庭では何もしないんで自己主張しないんです。だから、あまり害がないので「モラハラ」と言われる事がほとんどないんです。ただ、このタイプの女性は家庭ではむしろ主導権を取ろうとするのでモラハラもパワハラも両方います。

最初の方に書いた「相談にきた経営者」って言うのは女性経営者です。

このタイプってはっきり言うと、対処方法がないんですよ。
「全員がこうなるわけではない」と書きましたが、こうなってない場合は育ちや若い時に社会に出てから怒られたり叩かれたりして素質の悪い部分を消していたり少なくしているんですが、そうならずにある程度の年齢になったらもう気づくことって難しいですよ。

途中の「言った、言わない」とかのところも極力はメールなどの文章で渡したりするぐらいの対処しかできません。文章で渡したら伝わると言うよりも、後で「言ってない」って証拠になるのが理由です。

では、こんなタイプの上司にはどう対処したらよいかと言うと・・・・

まあ、一番は転職だと思いますが・・・こんな上司のもとで働いていても一切よいことなんてありませんからね~

ただ、そうは言ってもすぐには転職などは難しい人もおられるので「解決」と言うよりも「対処法」です。

さっきも、言った通りに「イメージ」「感情」がベースなんですよ。そして「理屈」は関係ないんです。

なので、「正しい理屈を言えばわかってもらえる」「きちんと説明をすれば伝わる」は悪手にしかなりません。

むしろイメージしていること違う正しい理屈を言われると、このタイプは「自分が非難されている」とか「自分が否定されている」としか思いません。

そして、それをするとイメージの人ですから、「自分を非難したり否定する人」と言うイメージになってしいます。ちなみに、これ何かの理由で「正しい理屈」のほうが通ったとしても「自分を非難した」というイメージは変わりませんからね。

そうなると、理屈抜きに一方的に攻撃してきますし、上司や他の同僚に「悪いイメージ」を伝え始めます。このタイプって何かを伝える時に「自分は良いイメージ」で「相手は悪イメージ」になるように話をうまく編集して喋るので周りからも誤解されてしまう可能性もあります。

なので、正しい理屈が有ってもぶつけないことです。だったらどうするかって言うと、その場は「肯定」しておくことです。

でも、それでは後々こまる事が起きる場合もあるでしょうが、途中に言いましたがこのタイプは話がコロコロ変わります。なので、いま言った話も明日には変わっていたりするんですよ。

もしも、どうしても自分の意見や理屈を言わないといけない場合は、「違うイメージ」になっている時にどんなにやってもマイナスにしか働きませんから、そんな時は少し時間を空けるとか別の話に切り替えるとかって感情とかイメージの「リセット」をする必要があるんです。

その時に可能なら、「プラスになる話」をしてください。上司が楽しいとか得するとかそんな話です。感情思考でイメージ思考のこのタイプは「理屈」とか「内容」でなくて、感情とかイメージですから感情が「プラス」になっているときであれば、上司がイメージしていること違うことを言っても少なくとも「否定」とか「非難」という取り方はしない可能性があります。

これ言い換えれば、このタイプは感情が「マイナス」な時にはどんなにいい話でも、どんなにきちんとしてても伝わらない可能性や悪い方に思われてしまう可能性があるってことです。

でも、できてもその程度なんですよ。

あとは、言われてないことを「言った」と言われても、言ってないことを「言った」と言われても、気にせずスルーぐらいしか対処がありません。

なので、途中にお話したように「辞める」って方法が最善になっちゃうんです。

それでは、残りの2つの素質のことはこちらで書いています。
https://getterlabo.com/2024/10/15/post-1355/

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