4コマ漫画を使って人の持って生まれた素質のお話をしていますが、今回は「思い込みの激しい人」です。4コマ漫画は最後に載っています。
この「思い込みの激しい」って人は「自分が正しい」になりやすいのですが、結果的にそうなってしまうタイプはいくつかあるんですが、今回のお話のタイプはまさに「言葉通り」なんですね。
今回のタイプの特徴は「自分がそう思ったら相手も同じように思っている」ってなってしまうタイプです。同じように思い込みの激しく見えるタイプで「自分が正しい」ってタイプもいます。
違いは、自分と相手の考えなどが違っていることは認識していますが、相手に合わせたくないとか相手が間違っていると思って「自分が正しい」なんですね。
どちらも厄介なんですが、今回のタイプの人は更に厄介で話が通じなくなります。
モラハラとかパワハラの人にとても多くて、猟奇的な殺人者とかにも多いんですね。
特徴はパーソナル心理学では「フレックス」が非常に強いタイプで、感情思考、イメージ思考なんです。
しかし、このタイプの男性は一見すると「理屈っぽい」ので論理的に見えます。
見えますが、それは自分のイメージとか感情に理屈をつけるがとっても上手いからなんです。
思考の元が感情とかイメージですから話がコロコロ変わったりもします。
イメージ力の非常に強いこのタイプは、一度、イメージしてしまうともうそれにしか見えなくなり、他のイメージができなくなります。
思考が非常に感情と結びつきが強いので、一つのことしかイメージできません。
泣きながら笑えない感じです。
そのため、自分がイメージしたことはすべての人が共通にイメージしていると思い込みます。
言葉にするとこうなんですが、実際は「他の人」なんて発想もなく一つしかイメージできていないんだと思います。
これは実際に、過去に仕事仲間とあったできごとなんですが・・・
当時、建築関係の仕事をしていたのですが、その時によく一緒に仕事をするKさんがまさにこの素質が強いタイプでした。
ある時、仕事先のお客さんから手作りのパンを頂いたのですね。
そのパンをKさんと食べていた時のことです。
僕はそのパンが少し苦手でしたので、半分ほど食べて残していました。
Kさんは好物だったらしく美味しそうに全部食べていたんですね。
するとKさんが・・・・
K「どうしたの、食べないの?」
僕「あまり、好きじゃないから」
K「え~美味しいよ」
僕「そう、僕はちょっと苦手かも」
K「なんで?美味しいのに??」
僕「好みの違いでしょ」
K「どういう意味?美味しいのに?」
僕「は?僕は美味しくないんだけど」
K「えっ?だって美味しいでしょ?」
僕「いや、だから僕には美味しくないって」
K「どういう事?美味しいのに食べないってこと?」
僕「だから!僕は不味いの!!」
K「美味しいのに?」
僕「お前は美味しくても、僕には不味いの。好みとか味覚は違うでしょ」
K「好みは違うかもしれないけど、美味しいものは誰にでも美味しいでしょ」
僕「感じ方は人それぞれでしょ」
K「だって、美味しいよ・・・」
僕「・・・・・」
このKさんとは似たような会話をなんどもしたことがあるんです。
まさに、今回のお話の素質が非常に強い人なんですね。
このKさんは本質の素質も、もう一人の自分の素質も非常にフレックスの強い素質です。
しかも、両親ともフレックスの強い素質ですから余計にこの素質が強化されています。
このタイプには、自分がイメーした事は「それ以外」がイメージできないのです。
なので、自分にとって「美味しい」と感じるものを「不味い」と言うイメージができません。
だから、Kさんにとっては僕は「美味しいと感じているのに何故か『まずい』と言う変な人」に映るんですね。
だから、「なんで」って聞いてくるんです。
そしてこのタイプの特徴は、そうとしかイメージできないのでそのイメージしたことを「絶対的な前提」にして話とか考えをし始めます。
最近、僕のお客さんでの話では、以前付き合っていた彼氏がこのタイプで、ある時、お客さんが待ち合わせに遅刻したんだそうです。
すると、その彼氏が「他の男と会ってて遅刻したんだろう。よく、他の男と会った直後に彼氏に会えるな!?どういう神経しているんだ?」
「他の男と会ってた」と言う「思い込み」が絶対の前提でその次の話になっているですね。
ちなみに、このお客さんは浮気もしていませんし他の男と会ってもいません。
たまたま、時間を間違えて遅れただけです。
なので、「他の男となんか会ってない」「時間を間違えた」と話すのですが・・・
この彼氏はそこはもう「確定」で何を言っても聞き入れずに、「その男は誰だ」とか「何処に行っていた」って話ばかりなんですね。
そしていろいろ聞いてみると、この彼氏はこんな事がよく有ったんだそうです。
そうなるといくらそうではないって話しても証拠が有っても聞き入れないだそうです。
このタイプの特徴は、そう思い込んでしますまうとそれを否定するような証拠とかがでてきても、その思い込んだことは「絶対」で変わらないんですね。
そして、先程書いたようにその「思い込み」を絶対にして確定にして、それを元にした話をしてきます。
以前、お客さんとの事でこんな事がありました。
あるお客さんが、LINEで「先日は予約をキャンセルして申し訳ありませんでした。キャンセルしたのは事情がありその説明もしましたが、それでも私のことをブログで書かれるということはキャンセルはしてはいけなかったということですね。子供がいますので急に予定が変わることもありますので、またキャンセルになる事もありますのでセッションはもう結構です」
そして、同時にブロックされたようで返信しても既読は付きませんでした。
確かにこのお客さんは、少し前に予約を子供さんの事でキャンセルされました。
ですが、僕がブログに書いた内容は、「当日になってキャンセルや変更を繰り返す男性がいて、その男性がその行動をする理由が素質にある」って話なんです。
ちなみに、このLINEしてきたお客さんは「女性」です。
しかも、時期が違います。この女性がキャンセルした日から2週間近く経った時に書いたブログで、ブログの中でその男性がドタキャンしたのは「昨日」と書いています。
この女性のキャンセルは当日ではなくて一週間近く前でしたので、とくに問題のある話でもありませんでした。
共通しているのは「予約のキャンセル」だけです。
自分がキャンセルしたことを負い目に感じていたのかはわかりませんが、「キャンセル」という文字で思い込み、「自分の事を書いている」は確認もなしに確定にしていろいろ言ってブロックまでしています。
この女性も今回お話しているタイプの素質の人なんです。
思い込んでしまったり勘違いは誰にでもあると思います。
しかし、このタイプの厄介なところはその思い込みを絶対として、それを前提に次の話をしてきます。
実はこれフレックスの人は大なり小なりするんですね。
でも、多くの人はそれを自分がしていることに気がついていません。
フレックスがあまり強くない素質の人は普段はしないんですが、感情的になってるとこれをします。
強いタイプの人は普段からしてきたりします。
この思い込みを前提に何かを言ってくるタイプの人と話をする時は非常に面倒なんですね。
特に喧嘩になってたりすると、この思い込みの部分をまずは止めないといけないのですが、それを前提にどんどん話を展開されてしまいます。
そもそもの前提が違うのでその展開の殆どが意味がなかったり誤解でしかなかったりします。
ですが、その前提の部分の話をしようとするとこのタイプの人は「いまその話じゃない」とか言い出します。
しかも、多くの場合はその「前提」の部分を話さないので(このタイプにとっては確定だから)、展開した方の話に対して論議になります。
そして話しているうちに「前提」が勝手に決められていることに気がついても、そうなってからそこを訂正しようとしうとすると「後から言うな」「後出しジャンケンだ」「論議の途中で話を変えてきた」と言ってくるのでどうにもならないんですね。
更に厄介なのは、その前提の部分を訂正したとしてもすでに展開してしまっている話に意識が行っているので、訂正してもその展開している話は続けてくるんです。
はっきり言うとこの状態になるともうどうにもできません。
なので、基本的には口喧嘩はフィックスよりもフレックスが強いんですよ。
途中に書きましたが、フレックスの人は大なり小なりこれをします。
そして感情的になっていると特にこれが出てきます。
女性の80%はフレッククス体質ですから、男性は女性と喧嘩になったら「ごめん」というしか穏便に済ます方法がないって精神科医の人がブログで書いていましたがそれはこれが理由の一つなんです。
そして一番の問題は、男性にも20%はこの素質の人がいます。
この素質を持ってる人は、高確率で「モラハラ」「パワハラ」の体質で喧嘩になったり話し合いになったりしてもこれをされるので話にならない事が多いんです。
多少のこの行動は誰にでも得手不得手があるのと同じなので、良いのですがこれが強い人はかなり厄介なので気をつける必要があります。
対処法はなかなか難しいのですが、可能ならその思い込みになっている状態の時は論議しないことです。この素質が弱いタイプの人なら感情が下がってくればまだれいせいな話ができます。
ただ、この素質が強い人はいちどそう思い込むとなかなか変わらないので・・・でも、元が感情とかイメージなんで突然なかったことのように思い込まなくもなるんですが・・・それはそれでコロコロ変わることになるので厄介なんですよね。
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