人間関係の悩みを解決、自分自身を知ることのお手伝いをしている占い師でカウンセラーの藤原です。
「モラハラ」って言葉があります。
モラルハラスメントの略なんですが、精神的な暴力の事で言葉や態度による「嫌がらせ」の事を指します。
この言葉は主に「夫」に対して使うことが多くて、仕事場などでは「パワハラ」の方を使ったりします。
そんな「モラハラ夫」ですが、そんな旦那を持つ奥様からの相談も多く受けます。
このモラハラ旦那の相談を長年受けていて気づいたのは、モラハラ旦那と呼ばれる人の「持って生まれた素質」はほとんど決まっているって事です。
それに後天的な要素が1つプラスされると更に確率は跳ね上がります。
これ、その後天的な要素だけではほとんどいなくて素質が加わると非常に確率が高くなるんですね。
もちろん素質だけでもかなり確率は高いのですけどね。
それ以外のパターンも無いとは言いませんが、僕が長年この仕事をしてきて相談を受けた中ではそれ以外のパターンって5%も無いんですよね。
この5%の「それ以外」でしたら、よほどその人が精神的な病気とかで無い限りは解消できる可能性はあるんですが、言い換えれば「モラハラ夫」に圧倒的に多いという持って生まれた素質だった場合は解消はかなり難しいってことになります。
その素質の人が必ずそうなるわけではないのですが、そうなってしまっている場合は「素質」を悪い方に出しているってことでそれはそれで「素質通り」って事になってしまいますからね。
もちろん、いくら素質通りでも「悪い方」に出していたんでは、その人は幸せには生きれませんが・・・
では、前置きが長くなりましたがそのモラハラ旦那によくある素質と後天的要素をお話していきます。
モラハラと呼ばれる旦那の素質には、このブログでよく出てくる「フィックス」と「フレックス」の素質の両方のタイプが存在します。
ただ、特徴的なのはどちらのタイプでもですがある期間までは「いい人」だってことです。
特にフレックスのタイプに関してはこれが強くしかも非常にいい人だったりするので困りものなんですね。
フィックス、フレックスには各々6種類の素質のタイプがいるのですが、その中でフィックスでは1種類でフレックスは2種類が非常に高い確率でモラハラ旦那だったりします。
フィックスにもフレックスにも別のタイプでモラハラって状態の人はいますが、後天的な要素が凄く強かったり「モラハラ傾向」ではあるんですが対応次第では許容範囲だったり、こちらの素質のタイプの人達はお互いの話し合いとかと解決できたりすることも多かったりします。
話を戻すと、フレックスの2種類ですがこのタイプの人は「世間」とか「周りの人」に「いい人」「できる人」に見られたいって願望が強くて、フレックスの特徴の「イメージ力」が非常に強いので「世間からのイメージ」がとても重要なんです。
そしてこのタイプはその世間や周りの人にいい人に見せる能力が凄く高いんですね。
よく、「モラハラ」のことをSNSとかで書いている女性がいると、必ず一定数の人が「なぜ、そんな人と結婚したんだ?」って言ってきます。
これは、その女性に見る目が無かったのではなくて、このタイプの人の「いい人」を見抜くのはほとんど不可能だって事なんです。
このタイプの特徴は「空気を読む」とか「察する」が非常に得意で、「直感が働く」のでその場その場でどういう言動をすれば「いい人」に見られるのかを見抜く能力に長けているんです。
「察すれる」のなら奥さんの気持ちや感情も察すれるので「良い旦那」では?と思われるかもしれませんが、この能力はあくまでも「周囲の人からいい人に見られたい」に使っているだけで本質的には「いい人」ではない事がこのタイプには多いのです。
本当にいい人といい人に見られたい人って言うのは本質的に全然違います。
例えば、「道にゴミが落ちている」。
本当にいい人は単に善意でそれを片付けます。
片付けることが目的なので、誰も見ていないところでもそれをします。
いい人に見られたい人は善意ではなく、「自分がよく見られたい」のが目的ですから人が見ている時は積極的に片付けてアピールしますが、誰も見ていなければむしろ自分がゴミを捨てます。
でも、これって世の中では「いい人に見られたい人」の方が評価されてしまうんですね。それと同じで、女性から見ても付き合い始めた時はあくまでも「世間の人」ですから、「いい人に見られたい」を女性に向けます。
それでなくても、男性は素質関係なく好意のある女性には「いい人」をしますから、このタイプは非常にいい人に見えます。
さらに、女性の80%程度はフレックス傾向ですから、このブログでよく書いている「フィックスとフレックスのトラブル」が起こらないんですね。
ちなみに、男性は80%程度はフィックス傾向ですから、このフレックスの強いタイプの男性は確率的には少ないんです。ですが、このタイプの人は基本的に女性にモテます。
以前、このブログで書いた「あなたが浮気者の男と付き合ってしまう理由」って記事でその事について書いていますので興味ある人は後から読んでみてください。
https://getterlabo.com/2023/04/03/post-326/
そしてこのタイプの人は、距離感が近くなってくると「いい人」を止めます。
「世間の評価」が欲しいのであって身内になると「世間」ではなくなるんですね。
この「いい人をやめる」ってタイミングは、育った環境や素質の組み合わせなどにもよるので一概には言えませんが、やはり何かの「節目」のようなタイミングが多いですね。
その前から、女性の方は「??」ってなることがたまにあるようですが「気のせいかな」「私の思い込み?」「たまたまかな」みたいに「都合よく解釈する」「悪い方には考えたくない」って、無意識にその出来事から目を背けます。
ところがこのタイプの人って、「いい人」と見られたいって意識がない時は「人の話」を勝手に思い込みで聞いてしまうので言っても無いことを言ったと言い出したりします。
逆にこのタイプは、自分が頭の中で思っていることは「相手もわかっている」と思い込むので、「わかってる前提」で勝手に話を進めてしまいます。
しかも、喋りは一見すると理屈っぽいのですが、実はかなりの感情思考でイメージ思考なんです。理屈っぽく聞こえる理由は、その自分の感情やイメージに理屈をつけるのがとても上手いからです。
ということは、言い換えればその話の根拠はすべてが自分の感情とかイメージなので、感情やイメージが変われば言っていることは平気で変わります。
昨日と今日で言ってることが全く変わったりを平気でするんですが、厄介なことにこのタイプの人は「記憶」もイメージや感情で「上書き保存」をするので、その変わった内容を「最初から言ってた」って記憶にすり替わっています。
なので、「言った言わない」とか勝手な思い込みで怒り出したりすることが非常に多いんです。
しかも、感情、イメージ思考ですからどんなに理屈っぽく喋っていても、「理屈とか論理」は通用しません。
ちなみに、このブログで過去にこのタイプの人を書いた記事がこちらです。
気になった人は確認してみてください。
「思い込みが激しくて話にならない人っていませんか?」
https://getterlabo.com/2023/05/19/post-381/
以前書いていたブログですがこれもこのタイプのことです。
「言ってる事がコロコロ変わる人、前と話が違うって思う相手」
https://ameblo.jp/getlabo/entry-12406348575.html
それでは次はフィックスの「モラハラ」のタイプです。
フィックスの素質も6種類いるのですが、その中の1種類の素質にモラハラに非常になりやすい素質のタイプがいます。
こう聞くと、「フィッイクスの方がモラハラが少ないから付き合うにはいいの?」となりますが、「どちらが優れている」とか「どちらがいい人が多い」は無いんですよ。
確かに、重大な犯罪にほとんどいない素質とかありますし逆に重大な犯罪にやたらと多い素質ってのも存在はするんですが・・・
だからって、フィックスとフレックスのどちらがいいとは言い切れません。
フィックスの他の素質はモラハラは少なくても、自己中だったり共感できない素質もいるのでそれはそれで別の問題を起こします。
あと、どうしても女性にフレックス傾向の人が多いので、フィックスの人は「冷たい」とか「察してくれない」と感じやすいのも確かです。
さて、そんなフィックスのモラハラ体質の素質なんですが、このタイプの特徴は「絶対に自分が正しい」と思ってることと「他人軸」だってことです。
「絶対に自分が正しい」だけなら他にもいるのですが、その素質は「自分軸」が強いのです。
自分軸が強いと「自分が正しい」だとしても、「自分は自分、人は人」なので自分の考えを否定されたり変えさせられたりしない限りは相手に自分の正しいを押し付けてはきません。
ところが、他人軸で自分が正しいが強い素質だと、相手も自分の「正しい」でなければ気がすまないどころか、「そうしてあげるほうが相手のため」だとも思っています。
そして、このタイプは非常に論理思考が強いので、女性に多いフレックスの感情思考、イメージ思考は「間違い」とか「頭が悪い」と思っているんですね。
その為、女性に多いフレックス傾向の人に対して、感情や情緒を出しているとそれを説教していまします。このタイプは正しいことを言ってるつもりなので相手のその部分を理解しようとはしません。
これはフィック全般が非常に苦手なのですが、この他人軸のタイプはそれを認めず自分の論理思考な考えを押し付けてかえさせようとしてきます。
ただ、このタイプもフレックスのモラハラになりやすい素質の人と同じで、距離感があると「いい人」な可能性が高いんです。
こちらはフレックスのタイプとは理由が違っていて、このタイプは「人のため」になりたいんです。
他人軸のタイプ全般的にその傾向があるのですが、このタイプはその中でも特に「人のためになりたい」「人を良い方に導きたい」ってモチベーションを持っています。
これが良い方にでれば、非常に優秀なリーダーになるんですが・・・
悪く出すと相手をコントロールする人になってしまいます。
このブログの記事はこのタイプのことを書いています。興味がありましたら後で読んでみてください。
「勝手に決めてしまう人、人をコントロールする人」
https://getterlabo.com/2023/10/24/post-577/
とくにこのタイプの厄介なところは、どんなに言っても「自分の方が正しい」と思っていてそれは「世の中のすべての人にとっても正しい」と思っている事です。
その為、このタイプと意見や考え方、趣味、価値観などが違った時はその違っている人が「わかってない」だけだと思うんですね。
なので、価値観の違いや考え方の違いをいくら言っても、「わかってないな」としか思われないんです。
ちなみに、このブログの1番目にお話ししているのもこのタイプの素質のことです。
「謝らない人の理由」
https://getterlabo.com/2024/02/03/post-689/
そして、これらの素質を悪い方に出す可能性を高める、後天的要素で一番多いのが「一人暮らしをしたことがない」です。
これは、「学生時代」とか「実家の近所で一人暮らし」とかは「一人暮らし」には当てはまりません。
ようは、親の援助とか影響力の無いところで3年以上とか一人で暮らした事があるかって事なんです。
このモラハラ旦那の相談を受けて、その旦那がこの条件の「一人暮らしをしたことがない」に当てはまる事が非常に多いんです。
これ「一人ぐらい」が重要ではなくて要は、心の自立ができているかってことなんですよ。
モラハラ夫に「マザコン」が多いっているのも同じ理由。
いくらいい大学を出ていても、一流企業に勤めていても、いくらお金を稼いでいても心の自立ができていない人って結構多いんです。
とくに、「母親と息子」つて母親の「グレートマザー」が強いと息子はいつまでも「子供」を演じ続けるんです。そして、それは家庭の中で更に強くなります。
奥さんが旦那の実家に嫁いで言ったら、その「母親と息子」の中に入って行くことになるんですよ。
そうなると、奥さんは一人だけ常にアウエーの状態になります。
本来は旦那が守ってあげないといけないのですが、「子供」を演じている旦那は「お母ちゃん」が大切ですし逆らえません。
自己成長の場が無い息子はそれに素質がプラスされるとモラハラ全開な人が出来上がるんです。
これ、心の成長ができていないとどの素質でもその傾向はだしますが、他の素質の人は「モラハラ」とまでいかなかったり、そうであっても改善の余地があるんです。
ただ、今回のお話の素質のタイプは「心の成長」があってもモラハラになりやすいので、これにプラスして心の成長がなければもう簡単には解消されません。
モラハラ旦那で悩んでいる人は、素質を見てこの先、解消される可能性があるかを見極める一つの目安にしてもらえたらよいかもしれません。
そして、もしこの素質だったら可能なら「離婚」することをおすすめします。
もしもそれが難しいなら、「扱い方」を知ってあとはATMだとでも思うしかないかなって思います。
このブログに素質の判定をするページがあります。
フィックスの場合はほかにも種類があるのでわからないですが、フレックスが強いと出たらほぼ間違いなく今回お話したタイプです。
https://getterlabo.com/twelve/
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