人間関係の悩みを解決、自分自身を知ることのお手伝いをしている占い師でカウンセラーの藤原です。
自分軸と他人軸って言葉があります。
これ意味を調べてみると、
「自分軸とは、『自分はどうしたい、こうありたいという自分の考えのもと行動すること』です。 自分軸を持つ人は、自分がこうしたいという考えのもと行動するため、周りの評価や顔色を気にしません。 そのため、自分軸を持っていると自分らしく生きられるようになり、周囲からは自信のある魅力的な人にうつることが多いです」
何だそうで、こうも書いてあります。
「自分軸で生きるメリットには、自分らしくいられる、ストレスが溜まらない、本来の能力が開花することなどが挙げられます」
では、他人軸を調べてみると~
「他人軸とは周囲の人がどうしたいか・どう考えるかを基準に判断・行動することを指す言葉です。 私たちは家族や友人・同僚などさまざまな人との関わりの中で生きています。 そのため特に意識していなくても、周囲の価値観に影響を受けたり、他の人からの見え方を気にするようになったりすることがよくあります」
そして、こんな事も書いてあります。
「他人軸では人間関係でストレスや悩みに苛まれやすく、自分軸の人ほど人間関係がうまくいくと言われています」
これ単純に読んでみても、「自分軸の方が良い」ってことになりますよね。
でも、そうなですかね?
僕は完全な「他人軸」ですが・・・
僕のところに相談に来る人で「人間関係」の悩みの人って圧倒的に「自分軸」の側の人が多いんですよ。
まず、お話を整理しておかないといけないのは、今、書いたことはネットで「自分軸」「他人軸」みたいに調べた時にAIがまとめてくれた物を書きました。
AIはGoogleのAIなんでネット上に書かれている情報を元に出してきた答えなんですが、たぶん多くの人の認識とも合っていると思います。
そして、僕のパーソナル心理学でも「持って生まれた素質」で自分軸の素質と他人軸の素質の人がいます。
ただ、少しだけ多くの人が思っている自分軸、他人軸とは考え方が違うんです。
こちらで自分の素質のタイプがわかります。
https://getterlabo.com/twelve/
持って生まれた素質での自分軸、他人軸は、言葉の通りに「軸」がどっちにあるかの問題なんです。
そして、この「白か黒」みたいに単純に2つに分かれているわけではなくて、「強い」「弱い」があります。
これは「素質」もですが「組み合わせ」でも変化しますので単純ではないんですね。
さっきも書いたとおりに「軸」がどっちにあるかの問題なんです。
ただ、傾向的に持って生まれた素質の自分軸はネットで調べた自分軸のような人が多くなりやすく、他人軸の人も同じくそんな傾向はあります。
ありますが、「人間関係」の事でも言いましたが僕の経験ではどちらかと言うと自分軸が強い人のほうが人間関係で悩んだりストレスになっている人が多いんです。
そして「自分らしく」ってのもどうも違う気がするんですよ。
さっきも、言いましたが僕はかなり強い「他人軸」です。
でも、かなり自分らしく生きていると思います。
言葉にするなら、「どちらに軸を置いて考えるか」っていう自分らしさなんですよ。
以前、TV番組で超有名な芸人さんに昔、アドバイスしてもらった人が再びその芸人さんにアドバイスをしてほしいって内容をやっていたんです。
その昔のアドバイスは、相談者さんは「どうしても人に合わせてしまう」って言うのが悩みだったんだそうです。
そこで、その有名な芸人さんは「流されるな自分の意見を言えばいい」とアドバイスされたんだそうです。
まあ、これ自体が「アドバイス」になってませんけどね・・・・笑
病気の人が「病気を治したいです」って言う質問に「健康になればいい」って答えているようなものですからね笑
ところが、この相談者さんは相手が超有名な芸人さんでその世界では「大成功者」ですから、それを信じて何年も頑張ってきたんだそうですが、どうやっても出来ずに余計に苦しくなってしまったのだそうです。
そして、たまたまもう一度、アドバイスを受けれるチャンスがあったので「言われた通りに何年もやってきたが出来ないし、苦しい、どうしたらいいのかわからない」と聞いてみたんですね。
ですが、その答えは「いや、なんで?合わせなくすればいいだけだよ。流されないようにしたらいい」だったんです。
これね。
この芸人さんは「超自分軸」な素質の人なんです。
なので、アドバイスではなくて「自分の素質を言ってる」だけなんです。
この相談者さんは素人さんなんで生年月日がわからないのですが、「人に合わせる」で悩んでいるってことは「他人軸」の可能性がとても高いです。
「素質」なんですから、無理にしようとしても苦しいだけで上手くいかないんです。
でも、ネットで調べたように「自分軸」が正しくて「他人軸」は良くないのなら他人軸の素質の人って変えれないと困るのでは?って思う人もいるでしょう。
でも、途中にも書きましたよね。
人間関係で悩んで相談に来る人ってほとんどが「自分軸」だって。
まず、大前提として人って自分の素質通りに生きたら人生は上手くいくんです。
これは、僕がこの20年以上の間に見てきた数万人の人たちがそうだったんです。
上手くいっている人ほど「素質通り」なんです。
ただ、同じ素質通りでもその素質の「悪い側」ばかりを出している人は上手くはいっていませんが・・・良い側に出すか悪い側に出すかはほとんどが両親の影響だったり育った環境です。
逆に上手くいっている人で、「え?なんでこの素質の人がこんな生き方?」って人は見たことがありません。
するとね。
自分軸、他人軸も「持って生まれた素質」なら「その通り」に生きれば人生は上手くいくんです(もちろん人生はそれだけの要素ではないので他も必要なことはありますが)
ここで、間違っているのはその自分軸、他人軸の認識なんです。
「軸」がどっちにあるかなんで、自分軸の物事の判断は「自分>他人」で他人軸の物事の判断は「自分<他人」なんですね。
それがその「強さ」でどれだけ自分側なのか他人側なのかが変わります。
例えば、「誰かと夕食を食べに行くことになった」としましょう。
自分がどこに行くかを決める立場なら、自分軸の人は「自分が何を食べたい」が優先で他人軸の人は「相手が何を食べたい」が優先になります。
ただ、この時に勘違いしているのは「他人軸は相手に流される」って思われてしまうことです。
これは「流される」のではなくて「そうしたい」からなんです。
「自分が食べたいものを食べる」って欲求よりも「相手が好きなものを食べて喜んでもらう」の方の欲求が上回っているんです。
これは「軸」が他人にあるからですし、もちろんですがその人との関係性にも左右されます。
流されるとかではなくて、むしろ「いちごが好きかぶどうが好きかで『ぶどうが好き』」と言っているのと同じなんです。
ところがです。
この「素質」からみた自分軸と他人軸ですが、素質の種類は全部で12種類あるんですがそのなかの8種類が自分軸で4種類が他人軸なんですよ。
確率的に自分軸の人の方が多いわけです。
しかも、世の中で表舞台に出て発言するような人は「自分軸」の人が圧倒的に多いんです。
これは、他人軸の人は自らが表に出て何かを発信するようなことがあまり好きではないから、結果的には人生が上手くいっててもその話が伝わってこないんです。
「流される」は実は自分軸か他人軸かの問題ではなくて「考えてない」が問題なんです。
これは素質は関係なく多くの人は考えていると自分では勘違いしていますが、考えてる側の人から見たら考えていなくて「反応」しているだけです。
そうでしょ。
表舞台にいる人は「自分軸」の強い人が多いですから、さっきの超有名芸人さんみたいな人が多いわけです。その人が「流されるな自分の意見を言えばいい」と言えば、考えなしにそうしようとしてしまうんです。
自分にとってそれは「心地よいのか?」とか自分自身がなぜ相手に合わせようとするのかとか、そんな事を考えずに、しかも、この方は「芸人」として超一流ですがカウンセラーでもなんでもないわけですよ。
100M走の金メダリストに料理のことを聞いても返ってくる答えは「素人」の答えなんですよ。
確かにこの芸人さんは「自分」を非常に強く持っているから、それでアドバイスを求めたのかもしれませんが、それはその人も「何故そうなっているか」はわかっていないんです。
100M走の金メダリストに、「歩き方」を聞いても教えれないでしょ。
でも、歩けているしなんなら誰よりも早く走れるんですが「歩き方」は説明できません。
そして、「金メダル」は100M走だけではないんですよ。
これが「素質」の違いなんです。
そこをちゃんと自分で思考したりいろいろな人の意見を聞いたりしながらでなく、「有名だから」と言われたことに反応して流されているんです。
さっき、「夕ご飯」の例えで言いましたが、自分軸は「自分が食べたいもの」ってなりますが「自分が相手を喜ばせたい」と思っていれば相手側にも立てます。
他人軸は「相手が食べたいもの」ってなりますが、その時に「自分がどうしても食べたくないもの」は除外して考えればいいだけです。
「軸」が違うから発想の仕方が違うだけなんです。
ただ、どうしても傾向的に自分軸が強くなればなるほど、「相手」っていう発想ができなくなります。
本人はしているつもりでも、その「発想」自体が極めて自分側の事しか考えれていないって場合も多いんです。
逆に他人軸が強くなると、全ての事が「他人事」で自分が責任を取るとか自分の問題って考えれなくなる人も多いです。
そして、多くの他人軸の人は基本的には相手に合わせている方が「楽」なんですよ。
合わせているので大人数とか初対面が苦手でもあります。
これの理由はこちらで解説しています。
https://getterlabo.com/2023/06/13/post-433/
他人は「自分の鏡」って言います。
自分の本質が「他人軸」で、それを「ダメだ変えなければ」と思っていればそれが他人に「映る」のです。だから、「あなたは流されてばかりでダメだ。自分を持て」と言う人ばかりが現れます。
逆に「それが自分らしさ」って思えているのなら、それが周りに映るので「それでいいよ」って人ばかりが集まってきて、むしろそれが「魅力」ってなります。
金銭的な成功者って自分軸が強い人が多いのは確かです。
それは自分の欲求を優先に考えることが多いのが理由ではあります。
でも、それだからって「幸せ」なのかは別の問題です。
他人軸の人は軸が他人な分だけ、自分の欲求だけではないですしそれは「お金」っていうものに幸せ感が低くなりやすいんです。なので、他人軸の人はもっと別な人とのつながりとか周りの幸せとか、自分が好む人とばかり一緒にいたいたとかって「誰か」が関係することが幸せ感になりやすいんです。
だから、どっちが正しいもないですしどっちでないと上手くいかないもありません。
自分の素質がどちらなのかを知ってその通りに生きればいいだけです。
そしてそれが「自分を持っている」って事になるんですね。
あと、自分軸の人が他人軸の人をみて相手に「合わせる」のを「自分がない」「自分の意思で決めろ」みたいに言う人がいますが、それこそが「自分軸」という自分の素質の価値観の押し付けです。
他人軸の人は相手に合わせるって「自分の意思」です。
本当に嫌なことまで相手に合わせているとしたら、それは自分軸とか他人軸とかの問題ではなく別の所に問題がある人です。
ちなみに、自分軸の凄く強い人で金銭的な成功者でわかりやすいのはホリエモンです。
この人は、本質ももう一人の自分もとても強い自分軸です。
では、他人軸では有名な人はいないのかっていうと・・・
大谷翔平は本質ももう一人の自分も強い他人軸ですよ。
2人をみると、本質的な自分軸と他人軸ってわかりやすかもしれませんね。
自分や気になる人は他人軸?自分軸?と思われたらこちらで確認できます。
「本質」と「もうひとりの自分」では、両方が他人軸の人が他人軸の要素が強くなりますが、本質だけが他人軸の人も要素は強いです、逆に本質は「自分軸」で「もうひとりの自分」が他人軸の人はあまり他人軸の要素は出しません。それと12の素質のタイプが「生徒会長タイプ」は他人軸ですがあまり他人軸には見えません。
https://getterlabo.com/twelve/
それではこれで終わります。