人間関係の悩みを解決、自分自身を知ることのお手伝いをしている占い師でカウンセラーの藤原です。
今回のお話は夫婦間とかだと「モラハラ」に、会社とかだと「パワハラ」だと誤解になる可能性がある話ですので、知っていると不必要な人間関係のトラブルが避けれると思います。
知り合いが職場でこんな事があったんですよ。
お客さんが来たので知り合いが対応しようとしたら、そのお客さんはオーナーの昔からの友人だったんです。そこでオーナーは自分が対応する為にこの知り合いに「このお客さんは私が対応するので、後ろに下がってください」と言ったんです。
「下がって」と言うのはお客さんが来たのでレジの方に出ていった知り合いに対して、自分が対応するから戻って作業をしててもらおうとして言ったことです。
もちろん、このオーナーは悪気も無ければこの知り合いに対して怒ったり嫌味を言うとも思っていません。
でも、こ言われた側はどう思いますかね?
この話を聞いて僕はパーソナル心理学を作るきっかけになった統計学を習いに初めて行った日の事を思い出したんです。
友人たち数人で車で3時間以上かかる所でしかも、かなり田舎にある会場で習ったんですが、友人たちと会場近くの地元のレストランで昼食を取った後にレジで支払いを済ませた後にそれは起こりました。
店員さん(女性)「◯◯円お預かりします、お釣りは〇〇円です。こちら、次回お食事された際に50円割引になりますので」
そう言って店員さんは手作な感じの割引券を差し出しました。
僕はそれに対して「あっ、たぶんもう来ないんでいらないです」
店員さん「え!何かお気に召さないことでもありましたか?何か問題でも・・・」
僕はそんな意味ではなく、遠方でしかも主要な街でもないこの場所には多分、もう来る用事がないのでもらっても捨てるだけだから、もらうのは悪いと思って言ったんです。
ただ、誤解して伝わったと思ったので・・・
僕「あっ!!そういう意味じゃないんですよ。僕たち県外から仕事の関係で来ていましてかなり遠方で今日のうちに帰るんで、次に来る機会もなさそうなんでもらっても使えないって思いまして」
そう説明したんです。
すると・・・
店員「いや、そんな事をおっしゃらずにまた来てくださいよ。何か問題があったのなら言っていただければ・・・」
僕「いやいや、特に問題があったのではなくて、遠方ですから来る機会がなくて」
店員「そんなことおっしゃらずに、この割引券も・・・・」
めんどくさくなって結局は受け取ったんですが・・・・
僕はどうしも納得がいかなかったんですね。
確かに最初の「来ないからいらない」という言い方は誤解を受ける言い方なのは認めますが、その後に理由を話したのに結局はそれが通じなかったんです。
この会話って皆さんならどう思いますか?
これ、最初に書いた知り合いとオーナーとの会話と同じ理由の素質の違いからくるできごとなんです。
このできごとは、このブログでよくお話する「フィックス」と「フレックス」の違いからよく起こる事なんですね。
最初に書いた、僕の知り合いはフレックスの女性です。そしてオーナーはフィックスの男性です。
僕のできごとの店員の女性はどちらかわかりませんが、会話から間違いなくフレックスでしかもかなり強いフレックスの人だと思います。
そして僕もフィックスで男性です。
知り合いの女性はパーソナル心理学を凄く学んでもらってる人なので、このフィックスとフレックスの違いを理解しています、そしてオーナーが強いフィックスだと言うことも知っていて接しています。
なので、これをオーナーに言われて普通に「はい。わかりました」ともとの作業に戻ったんですね。
でも、その知り合いの女性が言っていました。
「これ、パーソナル心理学を知らないフレックスの人だったら、それで『怒られた』とか『注意された』『言い方がきつい』って落ち込んでいたかもね」
ちなみに、このブログでよく書きますので知っている人も多いかと思いますが、組み合わせなどの関係から男性の80%程度はフィックス体質で、女性の80%程度はフレックス体質です。
だから、これは女性が男性に対して「言葉がきつい」とか「怒らた」「注意された」と思う理由になりやすく、会社とかだと「パワハラ」といわれたりする理由にもなります。
もちろん、男女ともに反対のタイプも20%程度いますから男女が反対の場合や同性同士でも起こり得ます。
フィックスの人は本音軸で論理思考なので、事実を事実のまま全部言葉にしてしまう傾向があるんですね。
そして、それは事実なんだからそのまま言えば良いと思っています。しする事が相手に伝わると思っているんですね。
ところが、フレックスの人は建前軸で感情、イメージ思考です。
相手の言葉よりもそこからのイメージや解釈を「伝えられた」と思います。
さらに、フレックスは自分が伝えるときにはイメージや解釈ができることは言葉にしません。
基本的には人は「聞き方=伝え方」になりますので、フレックスの人はフィックスの言葉からイメージや解釈をします。
でも、フィックスは全て言葉にしているのでそれ以上にイメージできることや解釈はないんです。
この違いで誤解が生じます。
最初の知り合いの女性の話だと、オーナーは自分の友人が来たから自分が対処するのでその女性に下がるように言ったんです。
フィックス的にはそれが事実でそれを全て「言葉」にしただけです。
ところがこれをフレックスが聞くとその「後ろに下がってください」という言葉からイメージをし解釈します。
「『下がってください』まで言わなくてもわかるのに、それを言うということは怒ってる?」みたいになるんですね。
僕の話でいうと、僕が言葉足らずなところがあったのもあって「もう来れない」がいろいろな解釈ができてしまいます。
そこで、店員さんは「何か失礼な事でもあって怒らせたのか?」と解釈したんですね。
ここで不思議に思わる人もいると思うのは、この後に僕は「理由」を話しています。
でも、この店員さんは最初の解釈を前提に話し続けていますよね。
これもフレックスの強い人の特徴で一度、作ったイメージは「それは絶対」になることが多いんです。
言い換えれば「イメージ」を「理屈」で壊せないんですね。
なので、僕の説明がわかってないのではなくて、最初の解釈の「僕が怒っている」のは前提で「遠方から来た」とかって話は聞いているんですよ。
どちらの場合もこれだとフレックスは「怒ってる」から「きつい言い方をしてきた」と思うんですね。
これは、どちらが悪いって話ではないんです。
ただ、「誤解」になりやすい違いなんですね。
なので、男性(フィックス)は正しいからとか事実だからとそのままズバッと言うのではなくて、少しオブラードに包んで「解釈の余地」を作って伝えれば誤解は少なくなります。
例えば、最初のオーナーは「このお客さんは私が対応するのでいいですよ」でよいわけです。
僕の会話は「なかなか来る機会がないんで」でよかったんだと思います。
オーナーは「下がってください」が僕は「来ない」が余分なんです。
ここは言わなくても「解釈」できるところなんですね。
逆にフレックスの人は、男性のこういう言い方の時は「言葉に出ていない」事まで想像しないことです。
フィックスは全て言葉にするので、怒っているならその事を「言葉」にします。
言い換えれば言葉にしていないことは「思ってない」のです。
もちろん、僕の会話のように「言葉足らず」になる時はあります。この時は「割引券」がもらえるのが予想外だったのでとっさに出てしまったんですね。
でも、何故その事を言ったのかの説明を聞いた時に「そういえば、怒ってるって事は言ってなかったな」ってなればそこで誤解は解けた可能性があるんです。
最初にも書きましたがこれって夫婦間とかだと「モラハラ」に、会社とかだと「パワハラ」だと誤解になる可能性がある話ですので、知っていると不必要な人間関係のトラブルが避けれると思いますよ。
もちろん、本当にモラハラとかパワハラ人もいるんですが、それはこれが理由ではないんです。
それではこれで終わります。
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