性格はお金の払い方に表れる？3つの支払いタイプから見る素質と本性

人間関係の悩みを解決、自分自身を知ることのお手伝いをしている占い師でカウンセラーの藤原です。

よく「車の運転は性格が出る」って言ったりします。他にも麻雀とかゴルフなんかもその人の性格がよく出たりするものだったりします。

普段は周りに気を使っているのに車の運転になると、前の車を煽ったりすぐにクラクションを鳴らしたりする人とか、普段は強気なのに麻雀をするときはやたらと弱気で守ってばかりの人とか・・・

普段は装って隠している部分が見えたりするんですね。

そして、これらの行動にもパーソナル心理学の「持って生まれた素質」ってのは関係してきます。

なので、こういう行動を見ていると生年月日がわからなくても、「あの素質のタイプかな」ってわかったりするんですよ。

そんな「人の本性」のような部分がよく出る行動の一つに、これら以外に「お金の払い方」ってあると思うんですよ。

いろいろな人に関わってきましたし、仕事でお金を払ってもらうのでこのお金の払い方は本当に素質がよく出ていますし、その人の「人となり」がよくわかるんです。

今回はその中でもお金の支払に関して面倒くさいタイプを3つお話していこうと思います。

まず大前提として「お金がない」のが理由での支払いが遅れたりとか払うのを渋るののは素質とは関係ありません。

本当に支払えないのは仕方のないことで、それは「支払い」の問題ではなくてその人の普段のお金に関する行動とか財運って話になってきます。

そして、今回のお話で出てくる3つの素質のタイプって僕が今まで見てきた人は殆どがお金には困ってないか、むしろ他の人よりも余裕のある人ばかりです。

その3つのタイプですが、2つは支払いを引き伸ばしたり遅らせたりするタイプともう一つは言葉でいうと「せこい」タイプです。

まずは「せこい」ってタイプです。
これ素質のからくる理由は、「人が得する」のが大嫌いな素質のタイプがいるんです。

人が得をするのが凄く嫌で自分が得したいってところがあるので、結果的に「自分だけが得をしたい人」になります。
これ、例えば自分が何かをしたことで自分に得があって同時にそれをすると「他人も得をする」みたいな時にこのタイプは、自分にいくら得があっても「他人が得をする」のがとにとにかく許せないんです。

昔、ある仕事の関係でアメリカに行かないといけないことがあったんですね。
その時に一緒にその仕事に関わっていた人たち10人ほども一緒に行く事になりました。

結局、僕はやむを得ない事情でいけなくなったのですが、僕の知り合いで大手旅行代理店のトップと仲の良い人がいてその人が「自分の娘がちょうどその場所に行きたがっている。娘の旅費をみんなで折半してくれたら通常の料金の3分の1以下になるように交渉してあげる」と言うのですね。

これその方の娘さんの旅費をみんなで折半しても普通に旅行代理店に頼むよりも遥かに安いんですよ。しかも行き先の真正面にある超高級ホテルを押さえてくれて、アメリカの空港でのトランジットもスムーズに行くように手配もしてくれて更にこの娘さんは英語もペラペラでもと自衛隊員でボディーガードにもなるって破格の条件です。

どう考えても娘さんの旅費をみんなで出したほうが得なんですよ。しかも何十万円も得します。

でも、これに帰ってきてから怒り狂っていたやつが一人いたんです。

それが今回のお話の「他人が得をする」のが許せないタイプの人です。

なぜ、行く前にではなくて帰ってからなのかって言うと、このタイプの人ってフレックスがとっても強いので人の話を聞いてないことが多いんです。だから、ちゃんと説明して他の人達は理解したうえでそうしたんですが、そいつだけは理解していなかったんですね。

だから、帰ってきてから「他人の旅費までなんで出さないといけないんだ！払った旅費を返せ！！」って怒っていたんですね。

これ他の全員がドン引きしていました。

しかも、この人はそのアメリカに行くことで仕事で一番利益を得る可能性が高い人でもあるんです。
なので、本来はこの人が旅行の手配をするべきなんですが、その金額では手配できないのとこのタイプの特徴で「責任が自分にくる」ことはやりたがりません。

これ「理屈」で考えれば娘さん旅費を出したほうが得なのは簡単な「算数」です。でも、このタイプは「イメージ」がすべてなんで「他人の旅費を出した」って言うイメージが許せないんです。

そうそう、この人はこの仕事の関係での利益の一部を寄付しようって話になった時に、一人だけ猛反対していましたね。

なので、このタイプは俗に言う「釣った魚に餌をやらない」ってタイプに非常に多くて、付き合い始めはプレゼントをくれていたのに付き合いが長くなったり結婚するととたんに自分のお金は使わなくなります。

これ、自分の子供に対してもそう思うようで、でも子供だとどうしても買ってあげないといけないものとかあると、それは一番安いやつを買って自分に一番良いものを買ったりするんですよ。

「人が得する」がどうしても防げないから、そのストレスを「自分のほうが得をする」で誤魔化しているんですね。

どこかでそんな兆候が見えたら特に女性は気を付けてください。このタイプは「モラハラ夫」に一番多いタイプです。

次は支払いを延ばしたりする2つのタイプですが、先程の「他人が得をするのが嫌」ってタイプの人はこれはしないんですよ。

払う事が決まっているのなら、このタイプは「世の中からいい人」に見られたいので支払いはすぐにします。

では、この2つのタイプですが、素質の理由が1つは言葉でいうと「ビビリ」だからです。
もう1つのタイプは「人に従いたくない」からです。

この2つのタイプって僕が今まで見てきた人たちは、すべてがお金に余裕のある人とたちでした。
だのに、支払いとかを引き伸ばすんですね。

僕が20代前半の時に不動産屋で少しのあいだ働いていた事があったんです。
その時の社長がまさにこの「ビビリ」のタイプでした。

素質で言うと「守られたい」って思っているタイプで、特に男性だとこの部分が出せないんで虚勢張ってイキっている人も多かったりします。

その社長ですが、当時はバブルの影響で都会では買う土地が無くなってお金が余ってしょうがない人たちが田舎の土地を高値で買いまくっていた時でした。

そんな流れにたまたま上手くこの社長は乗ったので、非常に大金を稼いでいて常に財布には数百万円入れているような状態でした。

そんな状態でも、数千円の支払いを何かと理由をつけて引き伸ばすんです。最終的にはお金はあるので払うんですがとにかく1日でも支払いを伸ばそうとするんですよ。

これは、この社長がたまたま大金を得たまさに「バブル」の状態での「成金」だったからでもあるんですが・・・このタイプの素質の人は「安心、安全」がほしいのですね。

その安心とか安全を「お金」で守ろうとしているんです。
だから、払うって行為でそれが減るのは安全や安心が減るのでしたくないんですよ。

本来はこの安心や安全をこのタイプは、良い仲間を作ることで得ようとするんですが素質を悪い方に出してしまっているとこんなふうになってしまって余計に良い仲間は離れていってしまうから、更に安心や安全を「お金」に頼るって負のスパイラルになるんですね。

このタイプの得に男性は普段は「強く見せたい」ので、パッと見は頼りになりそうなんですがいざとなったら人のせいにして逃げる人もいるので要注意です。

もう一つの方は、「相手に従いたくない」って素質の人のパターンです。
これは「支払う」って作業が相手に従ってるように感じちゃうからなんですが、このタイプの人は自分軸が非常に強くてとにかく「自分のペースで生きたい」のです。

なので、このタイプの人が一番キライなのは、「相手の言われた通りにすること」なんです。

「◯◯円の支払いをお願いします」

「料金は◯◯円です」

「支払いの期日は◯◯日以内です」

これは、何かを買ったりサービスを受けたら当然の流れですが、これすらもその通りにするのは「従ってる」と感じて無意識に支払いを先延ばしにします。

なので、本人は遅らせているとかって意識はないんですが、とにかく期日のギリギリか少し遅れてでないと支払いをしません。

引き伸ばす事で、「自分のタイミングで払った」って事で従ったじゃなくそうとしているんですね。

なので、このタイプの人って遅刻とかも多いいですよ。ただ、遅刻と言っても5分とかの「少し」だけ遅れるんです。

このタイプはむしろルールとか約束はきちんと守りたい人なんですが、自分が決めた時間だとよいんですが相手が決めたとかお店が決めた時間だと、「それに従わされた」と感じるので無意識に少し遅れるんです。

心理学のテクニックに約束の時間に少し遅れる事で、自分がコントロールする側にまわれて心理的に優位になるってのがあるんですがそれを無意識にしているんだと思います。

このタイプは非常に能力が高いのでなんでもできてしまうんですが、「自分が正しい」が強すぎて人に合わせたりが苦手でどこかで行き詰まってしまうことも多いんです。

そして、どうしても横柄にもなりがちです。

ここでよくお話をする「持って生まれた素質」って、出し方によって良い方にも悪い方にもなります。
今回のは「悪い」って方に出している状態なんですが、そのことって意外と自分では気がついていないんですよ。

そして「悪い方」に出すのには、そこに「理由」があります。
それは、劣等感だったり不安や恐怖心だったりいろいろですが、その気づくことって人生をよくする上で重要ですし、「悪い方」に出している素質の要素を「良い方」に出せるようにもなれるんです。

お金がないなら仕方ありませんが、余裕があるのにセコかったりビビったり出し渋ったりしていませんか？

それではこれで終わります。