自分に向いているのは何?素質はやりたいことを決めるのか?

素質を知る

「持って生まれた素質」ってお話をしていると、「自分に向いていることは?」「素質から適職を教えて欲しい」って言うことを聞かれることがあります。

こんな時に僕は「素質は『やること』ではなくて『やり方」を決めるんです」って答えます。

これは素質は、自分のやり方っていうのに影響するからなんですね。
やり方が素質で変化するので「やること」は素質がまったく関係しないわけではないんですが、「やること」は「やりたいこと」をすれば良いわけですよ。

これはどういう事かというと、例をあげるとこんな話なんですね。

「営業職」がやりたいことだとしましょう。
すると、ある素質では「人の役に立ちたい」ってのがモチベーションになります。なので、この素質の人はお客さんが喜ぶことや役に立てる「やり方」での営業をすると上手くいきます。

ある素質では「リアルな結果がすぐに欲しい」ってモチベーションになります。ならば、いかに効率的に早く結果が出て自分に利益があがる「やり方」での営業をすると上手くいきます。

ある素質では「社会から凄い人とかできる人って見られたい」ってモチベーションになります。なので、役職とか社会的な地位を手に入れたり有名になる「やり方」での営業をすると上手くいきます。

他にもいくつかあるのですが・・・・それはまた別の機会で。

「上手くいきます」と書きましたが、これは素質のやり方をするのがその人にとっては「心地よい」のです。

ただ、このお話しって「やり方」を決めるのではありますが、そのやり方によってはその職種にはなかなか向かない場合もあるんですね。

さっきの話で言うと営業職で「人のため」をしようとすると、言葉的には耳触りは良いかもしれませんがなかなか大変です。
だから、このタイプの人は営業職が苦手な場合が多いんですよ。

営業職って基本的には「数の理論」になることがほとんどです。
1日に10件営業する人よりも50件営業できる人の方がよっぽど変なやり方をしていない限り、50件のほうが成績は良くなります。

この数をこなそうと思うと「相手」を考えていると難しいのですよ。戦略的に相手のことを考えるのは良いのですが「相手のため」ってなってしまうと、どうしても数はこなせません。

だから、「人のため」って素質だと初期の段階で挫折しやすいんです。

この「人のため」ってタイプの例を他にもあげると、「医療関係」を目指しやすいのは誰でもわかると思います。「人のため」っていうのならど真ん中です。

ところが、意外と離職しやすいんですよ。
意外な事に医療関係は「リアルな結果がすぐに欲しい」ってタイプの方が多く残ったりします。

その理由は、どの「科」にいるのかでも変わりますが、どうしても人の生死に多く出会います。「人のため」がある人は「救えなかった」時に大きくダメージを負ってしまって精神的に耐えられなくなるんです。でも、「リアルな結果」ってタイプは医療関係の仕事は多くの場合は収入が高くなります。

このタイプは自分軸が強いので、「人は人、自分は自分」と線引ができるので「救えない」事にも割り切りができちゃうんです。すると「リアルな結果」である収入の高い医療関係はモチベーションになりやすいんですね。

では、そんなモチベーションと職種でのやり方が合わない場合はダメなのかと言うと、ここが素質だけでは無い部分です。

そこが合ってない状態でもやり続ける理由って言うのは、「それが大好き」だって事が必要になるんですね。

アメリカのプロバスケットのNBAの選手の平均身長は200センチ以上だそうです。
ゴールリングの上からシュートをする「ダンクシュート」をするのは200センチ以上の選手だと単純計算で50センチ飛べばできます。プロのアスリートならさほど難しい跳躍ではないと思います。

しかし、歴代のNBA選手の中には170センチや160センチ台の選手でこのダンクシュートをする選手がいるんです。身長だけでなく手の長さも違いますから100センチ以上は跳躍しないと届かなくて130センチは跳躍しているって話もあります。

スパッド・ウェブ選手は170センチの身長で、ただダンクができるだけでなくNBAで活躍までしています。彼が出演したミズノのCMでの「小さかったら高く飛べ」と言うキャッチコピーは今でも覚えています。

「小さかったら高く飛べ」って確かにそうなんですが、それは簡単な話では無いはずです。
身長が低くて身体能力が高かったたら別のスポーツで活躍する可能性のほうが高いのだと思います。

では、なぜ彼はバスケットボールなのか?
きっと、学生のころに身体能力が高くてもバスケットボール以外のスポーツを勧められたと思います。
もちろん、僕は彼に会ったことはありませんから推測でしか無いのですが、きっと彼は誰よりもバスケットボールが好きだったのだと思います。

「身長」は「素質」と同じで「持って生まれたもの」です。

今回のお話で言うと、素質からくる「やり方」です。
「やり方」ではバスケットボールには向いていないし不利でしか無いんです。

でも、「小さかったら高く飛べ」

それでも、そこを目指すのは「好き」が必要なんです。

そして、多くの人を見てきて気がついたのは、その職種でのエキスパートには素質のやり方と職種の「スタンダード」が合ってないのを乗り越えた人が多いんです。

それは、「好き」でなければそうならないから、その職種で成功しているんだと思います。

素質の「やり方」は「好き」にも影響します。

僕の素質は「人のため」がしたくて「人と喋るのが好き、人に何かを伝えるのが好き、人が喜んでくれるのが好き」なんです。

僕の場合は素質のやり方と「好き」がわりと職種に直結しています。

でも、そこが直結してなくても「好き」があれば、最後は自分らしいやり方で成功します。
だから、必要なのは「好き」を見つけることと自分の素質での「やり方」を知ることなんです。

どんなに好きだとしても「やり方」が合ってないとそれが嫌になってしまいます。

これが、素質とやりたいことの関係なんですね。

それではこれで終わります。

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