人間関係の悩みを解決、自分自身を知ることのお手伝いをしている占い師でカウンセラーの藤原です。
ある相談者さんのお話なんですが、この方は2人の子供さんの事で何度か相談に来られているんですね。
この2人の子供さんを上の子供さんを「A」、下の子供さんを「B」としましょう。
相談に来られたばかり時は、Aの方が保守的で周り合わせて自分の事を言わない性格でした。
Bの方は活発で前向きで行動的、自分の思ったことを思ったままに言う性格でした。
これは、パーソナル心理学での「持って生まれた素質」から見ても「素質通り」です。
ところが、それから半年ほど経って相談にこらた時にお話をしていて、子供の話を聞いていると「あれ?どっちが上の子だったっけ?」と混乱してきたんですね。
まあ、相談に来られるのに長いと1ヶ月以上の間が空きますし他の相談で似たような話をあるんで、わからなくなることあるんですが・・・・確認の為にデーターを見ると・・・
「ん?Aの方が活発で行動的、Bの方が保守的で自分の事を言わない・・・」
そうなんです。
反対になっているんですよ。
これ実は明確に説明ができるんですね。
よくこのブログでもお話しますが、人の行動に大きく影響している「素質」ですが、これは2つあるんですね。
実際は影響している素質はもっとあるのですが(合計で4つ)、普段のことや悩みの解決などではこの2つで十分です。
普通ならこの2つで行動の8~9割を決めていますからね。
この2つと言うのが、このブログでもよく出てくる「本質」と「もう一人の自分」と言う素質です。
これらに12種類の素質のどれかが入ります。
ですので、人の行動とか言動、思考や感じ方などはこの2つの組み合わせできまります。
そして通常であれば本質が7~8割でもう一人の自分が2~3割という状態で動いているんです。
今回のお話では、Aの子供の本質は12種類の素質の中で「保守的で周り合わせて自分の事を言わないタイプ」なんです。
Bの子供の本質は12種類の中で「活発で前向きで行動的、自分の思ったことを思ったままに言うタイプ」だったんですね。
なので、本質が強く出ている状態で「素質通り」だったわけです。
ところが、それが反対になりました。
実はこのAの子供の「もう一人の自分」の素質はBの子供の「本質」と同じ素質なんです。
だから、Aの子供のもう一人の自分の素質は「活発で前向きで行動的、自分の思ったことを思ったままに言うタイプ」なんです。
そしてBの子供の「もう一人の自分」の素質は、別のタイプですが「保守的で失敗したくなくて嫌なことは自分が頑張って耐えればいい」と言うタイプなんです。
この何ヶ月かの間で「もう一人の自分」の素質のほうが強くなっていたんです。
この「もう一人の自分」の素質は通常の「本質」が強い状態でも、影響はしてきているのですが「困った時」とか「本質が対処しきれない時」に強く出やすい素質なんです。
ただ、通常はそれは瞬間的に本質を上回って出てきたりするだけなんですね。
ところが、この子達はずっとその状態になっています。
これは、「本質」ではいられない状況が起こり続けているって事の現れなんですね。要は「困った」状態がずっと続いているって事なんです。
実はこの相談って、相談者さんではなくもう片方の親御さんが虐待をしている状態なんです。
虐待と言っても、暴力は多少叩いたことがあるぐらいなんですが(それでもダメですが)、「支配」とか「監視」が凄まじいのです。
相談者さんは、事情があって家を出ざるを得なくなって子供を救い出そうとしているんです。
ちなみに、児童相談所と警察と学校はこの内容を認識していますが、児相と警察は子供が怪我をして病院にでも行かないと動く気がありませんし、学校は問題が起きているって事にしたくないので一切関わりたくないと言ってるってどれもクズです。
この子達は、この虐待状態が続いているので「困った」「非常事態」がずっと日常的に起こっているってことなんですね。
なので、本来なら「本質」が優位でなければならないのが、「もう一人の自分」が優位になってしまって、たまたま、Aの子とBの子は本質ともう一人の自分の素質が反対のタイプだったんです。
なので、当初とはAとBの性格が反対になってしまったんです。
実はこれ凄く珍しいわけではなくて、ちょくちょく起こっているんですね。
「虐待」ってレベルではなくても、子供の本質と親の素質のタイプが真反対だったり相性が非常に悪いときとか、親の素質が「自分が正しい」が非常に強すぎてどんな素質だろうと「否定」してしまうような場合なんかにも起こります。
あと、今回のパターンとは違うんですが、子供の本質ともう一人の自分の素質が「真逆」で、親の素質がその子のもう一人の自分と同じか近いタイプだった時に、子供はそのもう一人の自分の素質の行動を「正しい」と思うようになります。
そして、自分の本質を「間違い」と思うようになってしまい、本質の自分を出す事を「ダメな事」と思うようになりもう一人の自分ばかりを出していたりする時もあります。
他にも特殊なパターンは幾つかありますが、大きくはこの2つの事が多くあるんです。
そして、大人になっても本質の素質ではなくもう一人の自分の方の素質を強く出している状態が続くんですね。
この状態で大人になってしまうと何が起こるかと言うと、出てきていないと言っても「本質」はやはり自分のベースになる素質です。
心の奥底で常に影響しているんですね。
すると、どんなに「自分らしい行動」をしているつもりでも、それは本質ではなくてもう一人の自分の方の素質の行動でしかありません。
結果、どこかまで言っても自分らしくなれないので自己肯定感は低くなりますし承認欲求は高くなるばかりなんですし、やりたいことや自分らしく生きるということも難しくなっていきます。
そして、そんな状態を心は修正しようとして、隠れている「本質」の性質を色濃く出している「他人」を引き寄せませます。
最初はあまり関係性の濃くないところですが、それではなかなか気が付かないのでだんだんと関係性が強く縁の切りにくい相手として現れるんですね。
そんな相手に無理矢理にでも縁を切ってもまた違う人で現れて、その時はその「本質」の性質を更に強く出していたりしますし縁も切りにくい立場の相手として現れるんですね。
ところが、その相手が「自分の隠れている本質」だとは気が付ける人はなかなかいないので、そんな人間関係で悩ませ続けられるんです。
しかも、距離感のある時にはそうでもなかったのが、段々と強く出しているタイプと出会うのですが、そういう相手って素質が「悪い出方」になっていることが多いんです。悪い出方になっている人は間違いなく「厄介な相手」でしかありません。
僕が見てきた多くの人達は、人生がうまく言っている人ほどその人の「素質通り」だってこのブログで何度か書いています。この「素質通り」って言葉には、「自分の素質を良い出し方をしている」ってのも含まれます。
そして、その素質通りの状態っているのは、本質ともう一人の自分の素質が7:3ぐらいで出ている状態です。
人間関係でよく悩まされたり、厄介な相手や困った相手との縁ができやすいもしくは縁が切りにくい相手として困った人が現れた。そして、自分らしさがよくわからないとか、自分らしく行きているつもりだけど何かモヤモヤするとか自分を受け入れられない、どっこか本当の自分ではないように感じたりする時はこれが原因の時があるんです。
気になる人は、一度、僕のセッションを受けてみるとよいかもしれませんよ。
これで終わります。