職場の人間関係に悩む人はとても多いものです。
「上司とうまくいかない」「同僚と話がかみ合わない」「なんでこんなことで怒られるの?」
――そんな日々のすれ違いに、心がすり減っていませんか?
でも実は、その原因は「性格が合わないから」ではなく、持って生まれた“素質”の違いにあるかもしれません。
このブログでは、生年月日から人の本質を読み解く【パーソナル心理学】の視点から、上司・同僚との関係をラクにするためのタイプ別コミュニケーション術をご紹介します。
職場の人間関係がうまくいかない理由
相手が悪いわけじゃない」――すれ違いの原因は“伝え方”と“受け取り方”の違い
ビジネスシーンでは「結論から話す」とか「簡潔にまとめて」とかそんな伝え方が正しいみたいな事を言われたりします。
実は人の「伝え方」と言うのはかなり「持って生まれた素質」によって決まるんです。そして「伝え方」が素質なら「受け取り方」も素質で変わるのです。
素質ごとにその素質の「伝え方」をする人は、「受け取り方」「聞き方」もその素質通りにすのです。
多くの人は自分の素質の伝え方、受け取り方は多少に人によっての違いは有っても、「相手も同じ」だと思っています。でも、「素質」が違えば「日本語」と「フランス語」ほど違ったりもします。
これが「伝わらない理由」なんです。
上司との人間関係、職場の人間関係のような人間関係のトラブルってコミュニケーションが原因の事がとても多いんです。
努力しても報われない…」それ、素質に合っていない関わり方かも?
伝えたはずの事を「聞いてない」とか伝えてもないことを「言った」と言われたことありませんか?
伝えた内容のと違う受取方をされてどんなに説明しても伝わらないってことありません?
伝えようとしているのに途中で話を遮られたり、まだ話し終わってないのに話を取られて勝手に話を進められたことありませんか?
何度、説明されてもどうしてもわからない相手とかいませんか?
別におかしなことや悪く言ったつもりはないのに、突然、怒り出したり不機嫌になる相手っていませんか?
これらは、全て伝え方が悪いとか受け取り方が悪いのではありません。これらは全て「素質の違い」で起こっているんです。
それなら、どんなにコミュニケーションのやり方を学んで努力しても報われないですよね。
パーソナル心理学とは?──素質からわかる人間関係のクセ
生年月日でわかる“素質”とは?
生年月日からわかる持って生まれた「素質」とはなんでしょう?
人の脳の機能に大きな差はありません。素質の違いというのは「思考の癖」なんです。
それが生年月日で決まるんです。
「生年月日から?信じられない」と思われる人もおられると思います。
「信じられないよ」と言われる方には、ゲッターラボでセッション(ご相談)を受けていただく方に発行している「分析シート」と言うのを「ご本人+1人」の二枚を無料でお渡しします。
この分析シートは生年月日と性別からパーソナル心理学を使って作ります。素質は育った環境などで「出し方」が変わりますので、本来はお話を聞いてその行動や言動の理由などを素質を元に分析することに主に使います。
この分析シートはお話を聞かずに作っていますので、「素質を平均的に出した」ものになっていますので必ずしもピッタリと合っていないかもしれませんが、「傾向」という意味では多くの場合はあっています。
試したみたい方は下記のボタンからゲッターラボのLINE公式に登録し、「分析シート希望」とメッセージを送ってください、「ご本人ともう一人」の分析シートを作って送ります。
これを読まれている方は「もう一人」は合わない上司や同僚が良いかもしれませんが、なかなかわからないと思いますので「身近な人」で可能なら「合わない人」とか「苦手な人」の方がわかりやすいことが多いです。もちろん、親族やパートナー、友人とかでもかまいませんが「合う人」は素質が近い場合も多いのでわかりにくい時もあります。
たまに「自分だけで」と言われる人もおられて、それ自体は構わないのですが「自分のこと」と言うのはわかりにくいので、「違う誰か」がある方がよりわかりやすいです。

性格ではなく「本質」を知ることで対人関係が変わる
持って生まれた素質と環境の組み合わせで「現在の性格」は作られているのですが、性格と言う表面的な部分だとわからない事も多くあります。
それは、「いい人に見せるのがうまい」って素質もいますし、「本音を絶対に見せない」って素質もいます。
素質が違っても結果的に見せている事は同じになる時があります。その場合は素質の違いで対処方法も異なってきます。
上司・同僚の素質タイプ別!コミュニケーションのコツ
【簡単診断】あなたの素質タイプをチェックしよう
相手の生年月日がわかる場合はこちらで確認してください。
https://getterlabo.com/twelve/
わからない場合はこちらのい質問リストを目安にしてみてください↓
◆質問リスト
質問 | Aの傾向 | Bの傾向 |
---|---|---|
物事を決めるとき | 数字や実績を見て決める | 感情や雰囲気を重視する |
注意されると… | 内容だけを受け取る | 気持ちまで落ち込む |
人と接するとき | 自分の意見をハッキリ言う | 空気を読んで合わせる |
突然の変更には | 事前に知っておきたい | 柔軟に対応する |
会話が・・・ | 言い切る | 擬音が多い |
→ Aが多い人は【論理思考】or【本音軸】(フィックス)
→ Bが多い人は【感情、イメージ思考】or【建前軸】(フレックス)
質問 | ① | ② |
---|---|---|
行動は・・・ | 個々で | みんなで |
説明は | 結論から | 「なんで」「どうして」から |
決めるとき | 損得 | 他人がどうか |
人脈 | 自分で探す | 誰かの紹介 |
買い物 | コスパのいいところ | 知り合いから |
→①が多い人は【自分軸】
→②が多い人は【他人軸】
論理思考、本音軸、自分軸への接し方
✅特徴
- 論理的に話すのが得意・数字や実績を重視する
- 無駄を嫌い、合理的な判断を好む
- 感情論や回りくどい説明が苦手
- 重要なのは事実や理屈
- リアルな結果が重要でプロセスは関係ない
- 人に左右されたくない
- 言葉がはっきりしていて冷たい
✅このタイプの上司・同僚への接し方
- 結論から話す(例:「この件、◯◯の方が効率的です」)
- 理屈や数字を示して説明する(例:「前回より25%効率化できます」)
- 感情で動かそうとしないこと
- 伝えたいことはどんなに言わなくてもわかる事でも「言葉にする」
❌NGコミュニケーション例
- 「なんとなくこっちが良いと思うんです」→理由があいまいだと納得してもらえません
- 「みんなもそう言ってるんで…」→周囲の意見よりデータを優先します
- 「◯◯と言う事があって✕✕になりその後で□□になり~」説明から入ると「いい訳に」思われる
- どんなに察せれる推測できる事でも、「言葉(文字)」にしないとそれは必要ないと思われる
例:書類を渡して「明日が締め切りなんで今日中に提出してください」、渡した書類の締切だと思わない。理由は本音軸は自分が全部言葉にするので、言葉に出てこないとそれは違うから「言葉にしない」と思ってしまう
このタイプがパワハラ上司だったら
こちらの記事で解説しているので読んでみてください。
https://getterlabo.com/2024/10/15/post-1355/
感情思考、建前軸、自分軸への接し方
✅特徴
- 相手の気持ちや雰囲気に敏感
- 世間の評価をとても大事にする
- 褒められることでやる気が出る
- 感情やイメージで話や結論が変わる
- 主語がないのでなんの話かわからない、話があちこちに飛ぶ
- 理屈っぽいが理屈が通じない
- 上司やお得意様からは評価が高いが部下からは嫌われている
✅このタイプの上司・同僚への接し方
- まず共感を伝える(例:「お気持ち、わかります」)
- 「ありがとう」「助かりました」など感謝をしっかり言う
- 強い言い方を避け、柔らかく伝える(内容より言い方とか態度で評価が変わる)
- 話が伝わらないときや通じない時には、それ以上説明しないで話題を変えるか話を止める
この状態のこのタイプは「感情」の方に判断が行っているので、説明すればするほど「問い詰めている」「もんくを言っている」ととらえて余計に聞かなくなる - 機嫌が良いときは何を言ってもポジテイブに捉えるが、機嫌が悪いときは何を言ってもネガテイブに捉えるので、機嫌のいい時に話すか何か共感したりする話を先にする
このタイプがパワハラ上司だったら
こちらの記事で解説しているので読んでみてください。
https://getterlabo.com/2024/10/02/post-1326/
❌NGコミュニケーション例
- 「それって間違ってますよね」→正論で理屈が正しくても怒ったり傷ついたりする
- 「感情的すぎるよ」→自分の強みを否定されたように感じます
- ポジテイブな内容にネガテイブな話を同時に伝える→すべてネガテイブな話に捉えてしまう
- 論議になった時に正しいからと理屈や理論で話をする→問い詰められてるとか非難されているとしか捉えない。呪文だと思って悪くなくても「ごめん」「すいません」から言うとびっくりするほど素直に聞いてくれる(順番が重要、途中や後から言っても効かない)
論理思考、本音軸、他人軸への接し方
✅特徴
- 自分の考えや価値観を大切にする
- リーダーシップを取りたがる
- 頼られると力を発揮する
- 和を乱す人が嫌い
- 人の為に行動するが、お節介だったり押し付けになる事がある
- 話が長い、話を遮られるのは大嫌い
- 何でも一緒にしたがる
- 価値観が違う相手を「わかってない」と思う
✅このタイプの上司・同僚への接し方
- 会話が長くても遮らない
- 指示や頼みは「やってもらったら自分や皆が助かる」と伝える
- 何か伝えるときは、必ず理由や経緯から伝える
- 伝えたいことはどんなに言わなくてもわかる事でも「言葉にする」
- 理屈や数字を示して説明する(例:「前回より25%効率化できます」)
- 基本、一緒やみんなで行動することを前提にする
❌NGコミュニケーション例
- 「あなたが困りますよ」→あまりピンとこない
- 「自分の問題でしょ」→基本的にどんなことでも全体やお互いの問題だと思っている
- 「◯◯できません」→結論から伝えると冷たく切られた、命令されたと感じる
- 「◯◯はAさんには内緒に」→情報は共有したい。みんな一緒が重要なので人で差をつけるのは嫌い
- どんなに察せれる推測できる事でも、「言葉(文字)」にしないとそれは必要ないと思われる
例:書類を渡して「明日が締め切りなんで今日中に提出してください」、渡した書類の締切だと思わない。理由は本音軸は自分が全部言葉にするので、言葉に出てこないとそれは違うから「言葉にしない」と思ってしまう
このタイプがパワハラ上司だったら
こちらの記事で解説しているので読んでみてください。
https://getterlabo.com/2024/10/15/post-1355/
感情思考、建前軸、他人軸への接し方
✅特徴
- 真面目で几帳面
- ルールや手順を守ることを重視する
- 知らない人には無愛想だが、知ってる人には愛想が良い
- 強気に見えるが、自分の安全安心が優先
- 周りに合わせているが頑固者
- 育ち次第で凄く温和かイキっている
- 頼まれると断れないが自分のキャパを超えるとキレる
- 話がとっても長い
✅このタイプの上司・同僚への接し方
- 自分だけでに責任がかかるような場面は萎縮してしまうので責任の分担をする
- 仲間はずれにすると非常に傷つく
- “安心”できる環境を意識する
- 長い話は我慢して最後まで聞く
- 頼られると頑張るが、頼られすぎると怒るので注意する
- 親しくし過ぎると、遠慮がなくなるのであまり仲良くしたくないなら距離感を考える
❌NGコミュニケーション例
- 「あなたが困りますよ」→あまりピンとこない
- 「自分の問題でしょ」→基本的にどんなことでも全体やお互いの問題だと思っている
- 「◯◯できません」→結論から伝えると冷たく切られた、命令されたと感じる
- 「自分で考えてやってください」→一緒がより重要なタイプなので。「一緒に考えましょう」とか「私も考えておきます」、「困ったら言ってください」と共有している事が必要
- 「とりあえず、やっちゃうましょう」→安心で安全が重要なのでリスクヘッジは必ず必要
タイプを知ることで人間関係がラクになる理由
「なんでわかってくれないの?」がなくなる
「わかってくれない」「理解してもらえない」は、内容がわからないとか価値観が違うこともありますが、多くの場合は「素質の違い」で伝わってなかったり論点が違っていたりが原因です。
ストレスの“正体”を知ると、心が軽くなる
素質が大きく違う相手には、知ってても回避できない問題が起きる時があります。ただ、そんな時に「持って生まれた素質」が原因でそれは「素質が違う」事が起こしているとわかると、ストレスは減りますしそれ以上に対立することがなくなります。
パーソナル心理学を学んでもらった人がよく言うのは、「相手があまりにも素質通りに反応するので、知らなかった時はストレスだったことが今はむしろ笑えてくる」
相手を知ることで、自分もラクになる
パーソナル心理学は「人間関係を修復するため」こともですが「無理のない関係性を築くため」のツールです。知っていても大きく素質が違う相手や、自分の素質からは受け入れにくい素質の相手も存在します。
そんな時は「なんだ、素質がそうだからか」と気持ちを切り替えることができます。
人間関係でうまくいかない時に「自分が間違っているのだろうか?」と思うこともあると思います。
「まずは自分に目を向けてみる」のは大切ですが、相手と自分の素質を知ると「だからか~」と理由がわかったりします。すると自分を攻める必要がなくなります。
同様に、素質が違うと得手不得手ができます。
素質の違う相手の得意を見て、「自分は駄目だ」とならなくなり自分の得意も相手の得意もわかるようになることで自分を受け入れやすくします。
誰とでも仲良くなる必要はありません。でも、“違い”を知っていれば、無駄なストレスを減らすことはできます。
あなた自身の素質を知り、相手のタイプを理解する――それだけで、人間関係はもっとラクに変わっていきますよ。
どのタイプにも「良い・悪い」はありません。
それぞれに強みと、苦手なことがあります。
家族や恋愛の相手と違い特に職場と言う関係性で大切なのは、相手を“変えよう”とするのではなく、“違いを認めて合わせる”こと。
そして、自分の素質を知ることで、「なぜ自分がストレスを感じやすいのか」「どうすればもっとラクに話せるのか」が見えてきます。
最後に
世の中の人間関係のトラブルは、ほとんどが「持って生まれた素質」の違いから起こっています。
その違いを知らずにどんな対処をしてもあまり意味がないんです。
あなたが人間関係で悩んでいるのは、「あなたが駄目なのではなくて、その違いを知る機会がなかった」ってだけのことです。
逆に違いを知らないのに人間関係が上手くいっている人は、周りが逆らえないから上手くいっていると錯覚しているか、たまたま素質が大きく違う相手が自分に影響する立場にいなかったかのどちらかです。
そんな相手のことで悩むのは人生の遠回りです。
もちろん、そんな合わない素質の人と出会ったことにも意味はあるんですが、その意味すらも素質の違いがわからないと何度も同じ素質の相手で悩まないと気が付きません。
会社に行きたくない理由が「人」だったらぜひ相談してください。
これで終わります。
コメント
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