これで解決、恋愛、夫婦、男女のケンカの一番の理由 Part2

フィックスとフレックス

前回のPart1では、「フィックス」と「フレックス」と言う素質の違いがある話をしました。

その違いが人間関係のトラブルの最も多い原因で、その大きな理由になるのが「コミュニケーショントラブル」なんですね。

そしてこれは「男女」の間で最も起きる可能性が高いのです。
その理由は、男性の中の80%程度がフィックス、女性の中の80%程度がフレックスの性質が強いからです。

前回はそのフィックスとフレックスの違いの中でも、最もトラブルを起こすことが多い「本音軸」と「建前軸」があるってお話をしたんです。

フィックス=本音軸

フレックス=建前軸

そして、

本音軸は文章を聞いています。
建前軸は解釈を聞いています。

本音軸は言葉として言った文章を伝えようとしています。
建前軸は言葉として言った解釈を伝えようとしています。

本音軸は聞く方も喋る方も文章を覚えています。
建前軸は聞く方も喋る方も解釈を覚えています。

これを理由とした具体的な男女で起こるトラブルのお話です。

A君とBさんのカップルはA君の実家がある街に遊びに来ていました。

その街の繁華街に少し古びた洋食屋さんがありました。
そこの前を歩いている時にA君が・・・

「この洋食屋は俺が子供の時から人気店で、地元の人間なら誰でも知ってる店なんだ。
ここのナポリタンはめっちゃ美味いって大人気なんだよ。」

それを聞いたBさんは「いつか食べたいな~」と答えました。

それから1ヶ月ほど経ってから、たまたまデートで近くまで来たA君とBさんはその洋食屋に昼食を食べに行くことになりました。

注文したのは2人ともナポリタンです。

食べながらBさんが「美味しいね~どう、昔と味は変わってない?」

するとA君は「え?俺、初めて食べるんだけど・・・」

Bさん「え~この前、『昔、食べた』って言ってたじゃん」

A君「ん??そんなこと言ってないよ」

Bさん「うそ~ここの前を歩いた時にそんな話したじゃん」

A君「あ~この店の話はしたけど、食べたなんて話した記憶はないけど」

Bさん「いや、食べたって話てたよ、人気店で誰でも知ってるって。覚えてないの?」

A君「店の話はしたのは覚えてるけけど、食べた話なんてしてないと思うよ」

Bさん「してたよ」

A君「話した内容を正確には覚えてないけど、食べたことがないんだから『食べた』とは言わないでしょ」

Bさん「A君が食べたかどうかなんて知らないけど、『食べた』とは言ってたよ」

A君「ん~~~覚えてないし、食べたことないってのが事実なんだら食べたなんて言うわけ無いとおもうんだけどな~」

Bさん「だから、食べたかどうかなんて私はわからないけど『食べた』とは言ってたよ。多いよね。自分が言ったことを忘れてること」

A君「そうかな~」

Bさん「なんで、食べてないなら『食べた』なんて言ったの?」

A君「だから~食べてないし、言ってもない」

Bさん「なんか変だよ。何か隠してる?それとも食べたことがわかると都合が悪いの?」

A君「食べてないのが事実なんだからどう言えばいいだよ」

Bさん「別の女性と来たこととかあるんじゃないの?」

A君「なんでそんな話になるんだよ。そもそも『食べた』なんて言ってないし!」

Bさん「怒るのがあやしい。食べたって言ったのに後から食べてないって言うし」

はい。

こんなぐあいに喧嘩になっていったりします。

これ、「男女」だけでなくないですか?「言った。言わない」ってトラブル。

厄介のなのは大体が水掛け論になるんですよね。録音とかがあるわけではないですからね。

この言ったとか言ってないとかってトラブルって本音軸と建前軸の違いで起きている事がすごく多いんですよ。

では、解説していきます。

この二人なんですが、A君がフィックス=本音軸でBさんがフレックス=建前軸って設定です。

男性の80%がフィックス、女性の80%がフレックスって事を考えるとこの組み合わせの事が一番多いと思います。

ここでは、まずは「事実」としてA君はこのナポリタンを食べたことがないんですね。
でも、BさんはA君が「食べた」と言ったと思っています。

これ文章なんで後で見返すことができますし、最初の会話から時間も空かずに読めますので実際の状況とは異なるとは思いますし、ある程度の誇張もしています。

ここで重要なのは最初にA君がお店の話をした時に「食べた」と言う単語が出てきていないことです。

前にお話しましたように、

本音軸は言葉として言った文章を伝えようとしています

A君は本音軸ですから食べたことがあるのあら「食べた」と言う言葉を言うはずなんです。
言い換えればその単語が出てこないのならば、どんなに「そういう風に聞こえる会話」でもA君は食べていないのです。

逆にBさんは建前軸ですから、

建前軸は解釈を聞いています」

Bさんは「食べた」という言葉が出てこなくても、話の流れや状況から食べたんだと言う解釈で聞いているんです。そして~

建前軸は聞く方も喋る方も解釈を覚えています」

なのでその「A君はナポリタンを食べた」と言う解釈を記憶するんです。

ここで重要なのは、建前軸の人は「A君は言葉として『食べた』とは言わなかったけど、そう取れる内容だった」とおぼえているのではないってことです。

覚えていりるのは解釈の方の「A君は食べた」でっあってそれをA君が「言った」と覚えているんですね。
これは記憶の中で変換されるのではなく聞く段階で「解釈を相手の言葉として記憶している」のです。

だから、これ最初の会話から1ヶ月も空かなくても直後でも同じことが起きます。

違うのは、直後ならA君が「言ってない」ともっと強く言えることぐらいです。

これ実際にお客さんとかでフレックスの強い女性に何度か試してみたことがあるんです。

A君の役を僕がしてこのセリフ通りに話をして、後日、会った時に「食べてない」ってなったらどう思いいますか?って聞いたんですね。

すると「嘘つきだと思いました」って言うのですよ。

そこで僕は、「さっきの話の中で僕は『食べた』って言葉を言いましたか?」って質問したんです。

そしたら、このお客さんは「え?言ったかどうかは覚えてませんが、『食べた』って話をされたので・・・」

言ったかどうかは覚えてないのに、「食べた」って言ったことにはなってるんですよ。

これがまさに、「言葉」を覚えているのでなくて「解釈」を覚えていて「言った」ことになってるって話です。

長くなってきたのでPart3に続きます。
https://getterlabo.com/2022/12/08/post-155/

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コメント

  1. […] それではPart2以降で具体的な例え話なども交えて解説していきます。Part2はこちら↓https://getterlabo.com/2022/11/01/post-119/ […]

  2. […] 今度はA君が建前軸でBさんが本音軸になります。ちなみに、Part2の例えをもう一度確認したい人はこちらです。https://getterlabo.com/2022/11/01/post-119/ […]